表参道に新たなアートスポット、「エスパス ルイ・ヴィトン東京」

2011年 1月 31日 22:00 Category : Art

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 自らを「日本をルーツとするミニマリズムに強く影響を受けた世代」と語るグザヴィエ氏の作品は、可能な限りシンプルに要素をそぎ落としていく作業の連続の上に成り立っている。今回も、青木淳氏による白い鉄骨のフレームやガラスから成る空間、そのガラスが光を透過する際に生まれるグリーンという色の印象の中、白と黒のモノクローム、作品に使われている木材、といったミニマルな要素で構成されている。床には隅から隅まで隙間無くベニヤ板を敷き詰め、空間とアートがまるで一体化したかのような印象的なインスタレーションに仕上げられている。作品の見どころを紹介しよう。

「Regulator」2011

 木と樹脂による大型のインスタレーション作品。蜘蛛の足のように閉じたり広がったりする木のフレームの先に、一個あたり重さ約1kgの重石のような物体12個が繋げられている。ランダムな速度で回転することで完成する作品だ。

エスパス ルイ・ヴィトン 東京

 「“現実”はモノの力学と非常に深く関わっている。動きの中でしか“今”という現実は確認できない。この作品は静止した状態では重力の上で成り立っているが、回り出すことで遠心力が生まれ、我々は次第に遠心力が重力より勝っていくプロセスを目の当たりにすることになる」と語るのはグザヴィエ氏。

 「まるでレオナルド・ダヴィンチが作ったルネサンス時代の実験装置のような」と氏が形容するこの作品は、実際には実存しているけれど、普段の生活ではなかなか見ることのなり重力と遠心力といった力学の関係性を体験する装置でもある。

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