今もっとも注目すべき作家 「名和晃平 - シンセシス」

2011年 6月 30日 11:23 Category : Art

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 ビー玉を体中に貼り付けた鹿を見た事があるだろうか。もちろん野生ではなくて剥製の鹿、である。大小様々な大きさの丸いガラスビーズを身に纏った鹿は、遠くから見ると何かデキモノが出来ているようで少々気味が悪い。

 ともすると、キラキラと丸い飾りがついてキレイだわあ、と言う人もいるだろう。近づいてみると、部分によってクリアなビーズの奥にある体毛が密集している様子が拡大されて見えたり、ガラス同志が反射して真っ白い像が表れたり、ガラスの中にある気泡が歪んだ形で見えたり… 鹿を見ているようで、そこにあるものは既に鹿じゃない違う物体になっている。果たして、目の前にいるものは、何なのか?

《Pixcell-Elk #2》2009, Work created with the support of the Fondation d'entreprise Hermès ©2011 Kohei Nawa「名和晃平─シンセシス」2011年 展示風景 東京都現代美術館 撮影:豊永 政史(SANDWICH)

 いま、日本はもとより世界からも多くの注目を集めている、若手現代美術家・名和晃平の個展「名和晃平展─シンセンス」が、東京・木場の東京都現代美術館で開催されている。本展では、名和氏がこれまで取り組んできた7つのシリーズ、そしてそこから派生した5つ、計12の部屋で名和晃平の作品世界が堪能できる構成になっている。

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