堂島リバービエンナーレ2011 レポート

2011年 9月 11日 09:00 Category : Art

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 7月23日から8月21日まで大阪・堂島の堂島リバーフォーラムにて「堂島リバービエンナーレ2011」が開催された。青森県立美術館のチーフキュレーター飯田高誉氏がアーティスティックディレクターとして手がけた、今年で開催が2回目となる現代美術展だ。エスパス ルイ・ヴィトン東京(東京・表参道)によるツアーにエキサイトイズムも参加したので、詳細をレポートしたい。

Photo: Kozo Takayama

 テーマは「ECOSOPHIA(エコソフィア)アートと建築」。ECOSOPHIAにはエコの哲学を実践する惑星、という意味がこめられており、アーティストと建築家が対となり一つの作品を共作する形を通じて、3.11以後の日本の状況も加味した未来に向けての地球のビジョンや自然観を考察するものとなった。

 空間構成をJTQの谷川じゅんじ氏が担当。堂島リバーフォーラムのホールという大空間の暗がりの中に、間隔を狭く各作品を並べることにより渾然一体、互いに共鳴・共生しあう状況を会場に流れる坂本龍一氏が本展のために書き下ろしたオリジナル曲「Ecosophia」と共に見事に演出されていた。

 特筆すべき作品は森万里子氏と隈研吾氏による「ホワイトホール」。森氏による初公開の新作を隈氏による発砲ウレタンの建築物にて構成した作品だ。

森万里子 隈研吾「ホワイトホール」(2011)

 ブラックホールにのみこまれて崩壊した星がホワイトホールによって再生されていく事象を森氏は、乳白アクリルとLED光源によって描いた。内部に設置された乳白アクリルのスクリーン(下写真)には曲線やさまざまな点が、繊細な光源によって極めてなめらかに表現された。スクリーンを優しく包み込む10人も入れば一杯となってしまう広さの構造体の中で食い入るようにスクリーンに見入った。

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