まばゆい「光の彫刻」に酔いしれる

2011年 9月 22日 18:15 Category : Art

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 人ごみから逃れて、キラキラとまばゆい天空の非日常空間へ─。東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中の、アリソン・ショッツによる「GEOMETRY OF LIGHT(光の幾何学)」は、天高く空気が澄んでいるこの時期にぴったりな展覧会ではないだろうか。

 アリソン・ショッツ氏はニューヨークを拠点に活動するアーティストで、もともと物理学に関心があり、自然界のさまざまな現象を可視化し、再認識させる美しい彫刻やインスタレーション作品に定評がある。

「Geometry of Light」 2011 cut plastic Fresnel lens sheets,silvered glass beads,stainless steel wire 1523×912×400cm

 燦々と太陽の光が降り注ぐ空間に張られた線にガラスのようなパーツが連なり、光を反射させ、周囲の景色を写し出す。また、雲の動きによって光の角度が変わると、作品の下に大きな影が映し出される。

 吊り下げられたパーツは、遠くから見ると球体のガラスのようにも見えたが、近づいてみると、なるほど、フレネルレンズである。フレネルレンズとは、通常の凸レンズとは違い、薄いアクリルシートに同心円状にすべて角度が違う溝を施したシート状のレンズである。シート状のルーペ等で利用されているごく一般的なものだ。ちょっと歪んだ風景、角度によって逆さに見える風景は、レンズの効果によるものだったのだ。

「面白いでしょう(笑)。この会場に入ってきたら、ぜひいろいろ歩き回って作品を見て欲しいの。そして、好きなポイントが決まったらしばらくの間作品を静止してみて。するとレンズに空が写ったり、雲が写ったり、周りのビルが写ったり、他の作品の姿が映ったり。常に移り変わっていく景色を見ることができると思うわ。この作品は、一瞬として同じ表情を映すことはないの」(アリソン・ショッツ氏)

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