アーヴィング・ペンと三宅一生の美しき視覚的対話

2011年 12月 22日 14:42 Category : Art

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 東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展が開催中だ。本展は、三宅一生とアーヴィング・ペンという二大巨匠による、東京とニューヨークの離れた場所で交わされた「Visual Dialogue(視覚的対話)」の軌跡を辿るものである。

 三宅氏とペン氏が出会ったきっかけは、1983年に発行された雑誌「ヴォーグ」誌上にて。ペン氏が撮影したISSEY MIYAKEの服を三宅氏が見た時に、「こんな見方ができるのか」と驚いたという。そして、その後87年より99年までの13年間、パリコレで発表した服を年2回ニューヨークに送り、ペン氏に撮影を依頼した。撮影された写真は250点以上にのぼる。

 こう説明すると、普通の依頼のように思えるが、もちろんそうではない。三宅氏は、ニューヨークで行われたペン氏の撮影に一度も立ち合っていないのだ。すべてのヴィジュアルディレクションをペン氏に託したのである。撮影の指示などは一切せずに、ペン氏の解釈で写真は撮られる。それが、本展のタイトル「Visual Dialogue」たる所以である。

 本展のディレクションを手掛けたのは、三宅デザイン事務所の社長である北村みどり氏。当時、ISSEY MIYAKEのアタッシェ・ド・プレスとして、ニューヨークのペンスタジオで行われたペン氏の撮影に全て立ち合い、三宅氏とペン氏の間をつなぎ、二人のクリエーションが生まれる現場にかかわり続けてきた。

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