今までにないアート支援プログラム、KISS THE HEARTが始動!

2012年1月25日 20:20

 東日本大震災から、もうすぐ1年。これまでに数々のチャリティプログラムが国内外を問わず行われてきたが、2012年2月、アートをテーマに据えた新しい復興支援&チャリティプログラム「KISS THE HEART#1」が東京でスタートする。主催は三越伊勢丹、プロデュースは「TOKYO FRONTLINE」。百貨店でのアートイベントといえば、通常は上階のギャラリーで開催となることが多いが、今回の舞台となるのは、なんと百貨店の顔とも言えるショーウィンドウ。老舗百貨店が現代アートとコラボするという前代未聞のプロジェクト、その全貌を公開しよう。

 全体プロデュースを手がける、TOKYO FRONTLINEとは、編集者・京都造形芸術大学教授の後藤繁雄氏が中心となってスタートしたアートフェア。東京から世界のアートマーケットにアピールしていくアーティストとギャラリーを厳選し、第1回目となるフェアを2011年2月に東京・神田の3331 Arts Chiyodaで開催したばかりだ。

 KISS THE HEART#1では、伊勢丹新宿店・日本橋三越本店・銀座三越のショーウィンドウをギャラリーとし、2月1日から約1ヵ月間、展示を行う。さらに、3月4日には、今回の参加アーティストの作品にて、一般参加者によるオークションを実施する。オークション落札額は、東北において「アートとこども」をテーマに活動する「こども芸術の家プロジェクト」に全額寄付されるというから、百貨店の範疇を超えた斬新なプロジェクトだということがわかる。

 参加アーティストもなるほど!というラインナップ。日本・台湾・韓国・中国の若手アーティストを21組取り上げる一方で、ヤノベケンジ氏をゲストアーティストに迎える。現在、東京・渋谷の岡本太郎記念館で展示中のヤノベ氏の「Sun Child(サン・チャイルド)」をモチーフにしたステンドグラス作品を銀座三越に展示する。
「サン・チャイルド」2011、620×444×263cm FRP、鉄、ネオン他
「サン・チャイルド」2011、620×444×263cm FRP、鉄、ネオン他 Photo by tomas svab

 「Sun Child」とは、ヤノベ氏が東日本大震災の復興を願って、新たに制作した巨大モニュメントである。黄色い放射線防護服を着た少年が、すっくと大地に立って未来を見つめる力強い作品で、これがどんなステンドグラスとなって登場するのか… 今から非常に楽しみだ。(ヤノベケンジ氏は作品展示のみ、オークションには不参加)