日本橋三越本店はダイナミックな作品揃い

2012年 2月 9日 13:29 Category : Art

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 三越伊勢丹の「KISS THE HEART」プロジェクト。TOKYO FRONTINEの後藤繁雄氏が選抜した新進作家の作品が都内3店舗のショーウィンドウを彩っている。銀座、日本橋、新宿の各エリアでは、それぞれの町に呼応する作品がセレクトされている。

 その中でも最も伝統のある日本橋三越本店。1935年に増築改修が行われた建物は、堂々たる風格で日本橋の地に佇む。正面玄関には三越の顔とも言えるライオン像が鎮座し、道行く人々を見守る。

 そんな伝統と風格のある日本橋のウィンドウには、ダイナミックで存在感のある作品が選ばれた。参加したアーティストは7組、神馬啓佑、寒川裕人、川久保ジョイ、小室貴裕、小山泰介、ナクヤン・スン/ナクへ・スン、村山圭。

小山泰介

 写真家の小山泰介氏の作品だ。小山氏の作品は対象の表面にぐぐーっと近づいて近づいて撮影される。だから一見すると、それが車を撮影しているのかガラスを撮影しているのか、地面を撮っているのかわからない。そこまで近づくと自然物か人工物かさえもわからなくなる。小山氏は、東京をベースに有機的に変化する都市の姿をとらえたクリアで美しい写真を発表してきた。

 海の藻のような深いグリーン、鉄の錆びのようにも見える鮮やかなオレンジ… 、少し引いてみると美しい色がテキスタイルのように並んではいるが、一点一点見ると同時に生々しさも想起される。自分が見ているものが何なのかを瞬時に判断できない写真だからこそ、この前で立ち尽くしてしまうのだろう。

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