─今回のアーティストの選考方法について教えてください。
このお話をいただいた時に一番最初に思い出したのがヤノベケンジさんの「Sun Child」でした。それで最初にヤノベさんにご相談しまして、それから他の作品を決めていきました。Sun Childをベースにステンドグラスにするという話は聞いていたのですが、実物を目の当たりにするのは本日(会期初日)が初めてです。素晴らしいですね。太陽の赤い部分と龍の目の部分に100年以上前のアンティークガラスが使われていたり、ものづくりの一つひとつにドラマがあって。

「Sun Child」(c)Kenji Yanobe
─他の若手アーティストはどのように選ばれましたか?
まず一つは、「伸びしろ」があるかどうか。成長性があるアーティストをここではお披露目したいと思いました。私は大学で学生を育てたり、若手アーティストの発掘をずっとやってきておりまして、そういう人たちにできるだけ発表の場を与えるということをしたいと思っています。
そして二つめに、アートの多様性を見せたいこともあり、絵画・彫刻・写真・メディアアートといったさまざまな手法のアーティストを起用しています。

また、三つめとしては、アジア全体のパワーをみていただきたいと思い、台湾、中国、韓国のアーティストは入れたいと思い、意識的に組み込んでいます。実は私、3.11の地震があった時に台湾におり、レクチャーとグループショーをしていました。それで向こうの方々に大変お世話になったということもあり、また、アジアの人々が日本で起きていることに対し、どう考えているのかをこの場で示す必要があったんです。


