今週末見るべき映画Part 1 「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」

2012年 12月 20日 12:00 Category : Art

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 エドナ・ウールマン・チェイス、ジェシカ・ディヴィス、ミルドレッド・モートン、ダイアナ・ヴリーランド、グレース・ミラベラ、そして、アナ・ウィンター。歴代の雑誌「ヴォーグ」の編集長たちである。「ヴォーグ」は、1892年、アメリカで創刊されたファツション誌。いまでは、世界じゅうで、各国版が出版されている。現在の編集長アナ・ウィンターは、メリル・ストリープが演じた「プラダを着た悪魔」の編集長のモデルになったことでも有名な編集者だ。

 ドキュメント映画「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」(シネマライズ、ギャガ配給)は、「ハーパース・バザー」や「ヴォーグ」といったファッション雑誌の編集者として、さまざまな言い伝えの残るダイアナ・ヴリーランドの生涯を伝える。1920年代からの時代背景、ファッションを取り巻く文化や流行の変遷などが、実にうまく編集され、上々のドキュメントと思う。監督は、ヴリーランド家に嫁ぎ、ダイアナの義理の孫に当たるリサ・インモルディーノ・ヴリーランド。他人ではあるが身内である。リサはあちこちに取材、関連のアーカイブ映像や資料を編集、ダイアナの仕事と人生を、精細に構成する。

 映画は、本人へのインタビュー映像だけではなく、ダイアナを知る編集者、著名なデザイナー、写真家、モデル、女優、作家、家族など、多くの人たちが、ダイアナのいろんな側面を語る。ダイアナの残した数々の発言は、ことごとく、含蓄があり、示唆に富む。曰く「懐古趣味は大嫌い、ペニシリン以前のものはダメ」、「いい人生は一つだけ。自ら望み、自ら創る」、「真実でも、退屈な話なら結構」、「新しい服を着るだけではダメ。その服でいかに生きるのかなの」・・。


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