クラシックに触れる日、プーランク没後50年

2013年 1月 30日 08:00 Category : Art

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 2013年1月30日に没後50年を迎える一人の男を紹介したい。名はフランシス・プーランク(1899-1963)。フランス出身の作曲家だ。彼は声楽、室内音楽、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽、オーケストラ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲し、20世紀前半にフランスで活躍した作曲家の集団、フランス6人組の一人である。

 フランシス・プーランクの父親は、フランス人なら誰もが知っているローヌ・プーランクという化学薬品会社の創始者の一人。厳粛な父親の反対により、音楽学校へ通うことができなかったものの、作曲家として成功をおさめた異色の作曲家である。彼は音楽家のみならず、アポリネール、エリュアール、マックス・ヤコブなどの詩人や、ピカソ、シャガールなど著名な画家とも様々な芸術家と幅広い交遊関係があった。

 彼の音楽はフランスのファッション文化にも影響を及ぼしている。フランス6人組の共作(ただしデュレは不参加)『エッフェル塔の花嫁花婿』に夢中になったクリスチャン・ディオール (1905-1957) はコクトーらのサロンに出入りし、音楽家を志すが「友人たちの中でとりわけプーランクの才能に圧倒されて、自分は作曲する意欲を失ってしまった」と述べている。もしかするとプーランクがいなかったら、ディオールは音楽家になっていて、あのブランドは誕生していなかったかもしれない。ディオールは1950年に「プーランク」という名の舞踏会用ドレスを発表している。

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