極限のクライマックスへ「ダイ・ハード/ラスト・デイ」

2013年 2月 14日 21:30 Category : Art

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 映画がヒットする。主にアメリカ、日本だろう、柳の下に何匹のドジョウがいるかは分からないが、パート2、パート3と相次いで作られる。もちろん、ある程度のヒットが続いての話だが、ともかく、手を変え、品を変える。大半は、いったいに作品の質、パワーは落ちていく。だから、毎回、ずっと見たいと思うものは、自ずと絞られてくる。その中の一つが「ダイ・ハード」。きちんと前作の内容を踏まえ、登場人物もそれなりに年齢を重ね、いい意味で、手を変え、品を変える。もちろん、残すべき「ワン・パターン」も、きちんと盛り込まれる。

 「ダイ・ハード」は、なにより、主人公のキャラクター設定がうまい。ブルース・ウィリス扮するジョン・マクレーンは警察官。現場では、常に運悪く、とんでもない大事件に巻き込まれる。大抵、ひとりで、巨悪に立ち向かう。機関銃を肩にして、ピストルを持ってはいるものの、逃げまどう姿は、けっして格好よくはない。度々、あわやこれまでといったひどい目にあうが、いざとなると、やたらと強い。が、家庭ではまるでダメな中年男で、運の悪い遺伝子を持つ、としか言いようがない。まさに「ダイ・ハード」、何度も「死」に直面するが、不死身、あわやのところで、見事に切り抜ける。「なぜ、俺だけがこんな目に・・・」などのボヤキが笑いを誘う。


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