今週末見るべき映画「コン・ティキ」

2013年 6月 28日 12:15 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

 小さい頃から、海を漂流したり、新しい島や土地を発見しようとする話が好きだった。子供向けに書かれたコロンブスの航海記や、「十五少年漂流記」、ロビンソン・クルーソーの漂流記などは、何度も何度も、読み返したものだ。大人になってからも、実録やフィクションとりまぜて、「ドリトル先生航海記」、ダーウィンの「ビーグル号航海記」、北杜夫の「ドクトルまんぼう航海記」、映画にもなった「太平洋ひとりぼっち」などは、面白く読んだ。

 映画「コン・ティキ」(ブロードメディア・スタジオ配給)を見た。いままで読んだ本同様、航海記である。冒険である。面白い。スリリングである。

コン・ティキ メイン画像

 1947年、いまから60数年前に、バルサ材で作った筏で、ペルーからポリネシアの島まで、約8000キロを航海する話だ。無茶な航海であったが、実話である。原作は、ノルウェーの人類学者、トール・ヘイエルダールの書いた航海記。かつて読んだのは、青少年向きに書かれた「コンチキ号漂流記」(偕成社文庫・神宮輝夫訳)で、これは、原作を青少年向きにダイジェストしたもので、映画を見た後、いま読み返しても、なるほど、そうだったのかと、分かりやすく、面白い。

 ポリネシアの小島で、動植物の研究をしていたトールは、南米のインカ文明とポリネシア文化の間に、いくつかの共通点を見つける。かつて、ポリネシアに渡来したのは、南米人ではないか、との仮説に至る。トールは、仮説を証明するために、昔の装備、つまり筏で、南米から大西洋を西に向かおうと企てる。ペルーからフンボルト海流、南赤道海流に乗れば、ポリネシアまで行ける、はずなのである。

コン・ティキ


Ranking

  • 1
    元祖・アートの島には新作品がぞくぞく:瀬戸内国際芸術祭
  • 2
    太陽王にマカロン、歴史の詰まったサン・ジャン・ド・リュズ
  • 3
    愛車と呼びたくなる新色、リモワの「サルサ レーシンググリーン コレクション」
  • 4
    大岩オスカール氏の作品が焼失:瀬戸内国際芸術祭
  • 5
    メゾンエルメスでディディエ・フィウザ・フォスティノ展
  • 6
    高層ビルとアート。再生された街、シカゴの魅力
  • 7
    世界最高のアートフェア「Art Basel」をプレビュー
  • 8
    真っ暗闇で“見える”もの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」
  • 9
    濱田庄司の生誕120年記念展
  • 10
    フィンランドの現代作家による「Awakening」

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加