「オバケ」と「パンツ」と「お星さま」どれが好き?

2013年 7月 23日 15:30 Category : Art

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夏休みが始まった。子どもと一緒に出掛けるのにうってつけの展覧会をご紹介しよう。東京都現代美術館で先日スタートした、展覧会「オバケとパンツとお星さま」である。この展覧会は、教育普及を担当する学芸員のあるアイデアから始まった。

子どもにとって美術館とはどんな場所だろうか。「走らない」「触らない」「騒がない」。これは、美術館における3つの鉄則だが、その3つ、実はすべて子どもたちが大好きなことだったりする。そこで、3つの鉄則をぜーんぶ破ってしまう美術館があったら……。ということで、夏休みの展覧会企画が構想されたのだという。キーワードは子どもたちが大好きなもの「オバケ」「パンツ」「お星さま」だ。その中のオバケ屋敷を担当したトラフ建築設計事務所に話を伺った。

トラフが提案したオバケ屋敷は、「化かし化かされる」オバケ屋敷だ。構造としては、美術館の展示室の中にひとつ大きな部屋を作り空間を「化かし」空間と、「化かされ」空間に二分割する。その部屋の中では、顔をはめて怖い絵の一部になれたり、表からは見えない特殊な素材で絵の裏から「おーばーけーだーぞー」と声を出して向こうの人を驚かせたり、「化かせる」仕掛けがたくさん仕込まれている。


トラフ建築設計事務所の鈴野浩一さんは、お化け屋敷についてこう語った。

「昨年の10月くらいから話はスタートしました。お化け屋敷というお題は決まっていたのですが、美術館にそのままのお化け屋敷を持ってきてもつまらない。だったら、美術館というコンテクストを活かせるお化け屋敷を造ろうという話になりました。“化かし化かされるお化け屋敷”というコンセプトが決まるのは非常に早かったです。美術館って元々お化け屋敷的な要素を持っていますよね。古い絵の雰囲気そのものが怖い印象があるし、肖像画の人の目線を感じたり、絵の中のモチーフが夜動き出すんじゃないかって思ったり。そういうシンプルな発想から広げていきました」


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