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混沌という状況の中から生まれてくるアート 「大竹伸朗展 ニューニュー」

2013年 8月 28日 12:00 Category : Art

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1980年代初頭より美術家としての活動を開始した大竹伸朗の新作を中心とした大規模な展覧会「大竹伸朗展 ニューニュー」が、香川県丸亀にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催中だ。

1955年東京生まれの大竹は、1982年に初の個展を開催以降、絵画、写真、立体作品、コラージュ、印刷物、パフォーマンス、絵本など幅広く活動中。1988年より拠点を四国は愛媛県宇和島に拠点を移し、現在までに膨大な数の作品を制作し、発表し続けている。


昨年には、本展でも場所を変え再構成され展示されている「モンシェリー:自画像としてのスクラップ小屋」を、5年に一度、ドイツ・カッセルで行なわれる現代美術の国際展「ドクメンタ(13)」で発表し話題をよんだ。また、現在開催中の第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の企画展「エンサイクロペディック・パレス」にも作品を発表している。現在のりにのっている現代美術家の一人である。

本展では、 2006年に東京都現代美術館で開催された大竹伸朗の大回顧展「全景」展以後、そのほとんどが2011年以降に制作された新作を中心に、約150点の作品で構成される。現在も躍進し続ける大竹伸朗のいまを余すことなく伝える展覧会となっている。

JR丸亀駅に降り立つと、プラットホームからも見えるのだが、「宇和島駅」のネオンサインが屋上に掲げられた美術館が出迎えてくれる。これは大竹の1997年の作品で、猪熊弦一郎現代美術館での屋上を使った初の展示となる作品。大竹が暮らし、作品を制作する愛媛県宇和島と丸亀は、予讃線でつながっている。この作品をみて、エントランスに入っていく人びとを眺めながら、四国の鉄道地図を思い浮かべてみるのも楽しい。

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