世界を魅了する村上隆ワールドに触れる―ソウルで個展が開催中

2013年 10月 23日 12:00 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本を代表する現代美術家の一人である村上隆氏の個展「Takashi in Superflat Wonderland」がソウル、テピョンノにあるサムスン美術館プラトーで開催中だ(2013年12月8日まで)。最近の大規模個展としては、2010年世界遺産でもあるフランスのベルサイユ宮殿で行なわれた「MURAKAMI VERSAILLES」、2012年カタール・ドーハの「Murakami - Ego」があり、今回の「Takashi in Superflat Wonderland」は東京都現代美術館で開催以後、日本以外のアジアで開催される美術館では久しぶりの大規模な回顧展として、村上氏の現在を知るうえでも注目すべき展覧会である。展示作品は、絵画、彫刻、写真、ビデオ作品など40点あまり。そのほとんどが大きな作品であり、圧倒的な迫力がある。

左/727-727, 2006
右/白無垢のDOB(ピンクとブルー)


サムスン美術館プラトーは、ロダンの代表的な彫刻作品である「地獄門」などを収蔵するギャラリーとして1999年に開館した「ロダンギャラリー」が、2011年に現代美術を紹介する目的としてリニューアルした美術館。ソウル市街の中心部であるソウル駅から徒歩10分ほどの距離に位置し、市内最大の歴史的地区でもある、南大門と光化門を結ぶ軸線である大通りに面している。周辺にはソウル市庁や大使館などをふくむオフィス街や、裏道に入れば、明洞(ミョンドン)、南大門(ネンデモン)などの近くに立地した、観光にもアクセスのよい都市型の美術館だ。

韓国では、昨今の中国の現代美術への注目におされつつあるとはいえ、数年前より日本の現代美術に対する興味は高まっているという。ソウルでも現在、村上隆氏に加え、草間彌生氏の個展が開催中、杉本博司氏の個展も11月から「サムスン美術館リウム」で開催が予定されている。また、韓国では、村上氏とは同世代の現代美術作家である奈良美智氏の人気も高いと聞く。

1990年代より、パリ、ニューヨーク、シカゴ、ロサンジェルス、ロンドン、ドーハなど、世界の主要都市で個展を開催してきた村上隆氏。今回、東京や上海と並び、アジアの拠点都市の一つであるソウルで、村上氏は一体どんなエキシビションをみせてくれたのか?

Related article

  • ムービー:Tokujin Yoshioka_SPECTRUM「虹の教会」
    ムービー:Tokujin Yoshioka_SPECTRUM「虹の教会」
  • 東京アートを発信「トーキョー・アート・ナビゲーション」
    東京アートを発信「トーキョー・アート・ナビゲーション」
  • フォトギャラリー:吉岡徳仁「セカンド・ネイチャー」展
    フォトギャラリー:吉岡徳仁「セカンド・ネイチャー」展
  • クリエーターたちが結集、「銀座グランドホテル」オープン
    クリエーターたちが結集、「銀座グランドホテル」オープン
  • 建築家ピエール・シャローの知られざる魅力を公開
    建築家ピエール・シャローの知られざる魅力を公開
  • マーティン・バースのアプリ「Analog Digital Clock」
    マーティン・バースのアプリ「Analog Digital Clock」

Prev & Next

Ranking

  • 1
    東京ミッドタウンに「ガリバーテーブル」出現
  • 2
    注目にはドッカーン加速で。ラクで楽しいNM4|試乗レポート
  • 3
    世界のキッチングッズブランドが集まる「サテリテ」
  • 4
    村上隆個展「MURAKAMI VERSAILLES」が開幕
  • 5
    フォトグラファー・佐藤博信、「日本人としての自分視点で美しさを感じてほしい」
  • 6
    サンフランシスコの超人気店「TARTINE BAKERY」、ついに日本上陸
  • 7
    作られ続ける道具たち「日本の荒物 松野屋とSyuro 」
  • 8
    初公開! 旧フランス大使館に現代アートが集結
  • 9
    インテリアトレンドが動き出す、ケルン・メッセ国際家具見本市
  • 10
    生の一瞬のきらめきを切り取るベッティナ・ランス

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加