今週末見るべき映画「危険なプロット」

2013年 10月 18日 08:00 Category : Art

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【Story】
かつて「嵐の子供」という小説を出版したことのあるジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、リセのギュスターブ・フローベル校で国語を教えていて、小説家になる夢を捨てつつあるようだ。リセの校長が、生徒たちの平等を重視して、制服の導入を決める。自由を尊ぶはずのリセの「実験」との理屈だが、ジェルマンは、苦々しい表情を露わにする。

ジェルマンは、生徒の作文に点数をつけている。週末の出来事を書かせた作文だが、いずれもひどい出来で、ジェルマンはうんざり。ふと、クロード(エルンスト・ウンハウワー)の作文に目を留める。数学の苦手なラファ(バスティアン・ウゲット)という友人宅を訪ねたクロードが、その両親の私生活を覗き見しているような内容で、おもわずジェルマンは、妻のジャンヌ(クリスティン・スコット・トーマス)に、読み聞かせてしまう。

クロードは、ラファの家庭を「平凡」と書き、ラファの母親エステル(エマニュエル・セニエ)を「中産階級の女」と書く。ジャンヌは、皮肉なクロードの文章に嫌悪感を抱く。「校長に伝えて、精神科医にみてもらえば」とジェルマンに助言する。


ジェルマンはクロードに、「内容が不適切、他の人が読んだら問題になる」と指摘する。クロードは、「先生以外に読まなければ問題はない」と言う。内心、クロードの文才に注目しているジェルマンは、「君には才能がある、力になりたい」と言ってしまう。ジェルマンの文章指導が始まる。「対象を客観的に見つめること、葛藤を描くこと、適度な脚色も」と。

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