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今週末見るべき映画「セッションズ」

2013年 12月 7日 08:00 Category : Art

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5年前ほど前に、「潜水服は蝶の夢を見る」というフランス映画を見た。雑誌「ELLE」の編集長が脳梗塞で倒れる。意識が戻るが、身動きが出来ず、左目しか動かない。どうするか。左目をまばたきすることで、アルファベットを指定して文章を綴る。それが自伝として本になったという実話の映画化だった。悲惨な状況なのに、編集長はユーモアとウィットたっぷりに文章を綴り、左目の視線は女性の足に注がれたりする。

いろんな障害者を描いた映画は、あまり好きではない。映画の出来以前に、少なくはないアドバンテージをもらっているようで、なにを訴えられても、その通り、としか言いようがないからである。その点、「潜水服は蝶の夢を見る」は、深刻さはあっても、カラッとして清々しい映画であった。このほどの「セッションズ」(20世紀フォックス映画配給)もまた、こういった系譜に繋がる映画と思う。


ジョン・ホークスの演じる主人公のマーク・オブライエンはいま38歳。6歳で患ったポリオのせいで、首から下は動かない。さらに呼吸障害のため、長時間、カプセル型の呼吸器に体を預けることになる。ストレッチャーに寝たままで、外出できるのは1日に3、4時間。しかし、マークは、まったく、状況を悲観していない。大学を出て、今はジャーナリストとして原稿を書き、詩も書いている。手足の自由が利かないので、口でバーをくわえて、パソコンを操作するのだ。そんなマークに、障害者のセックスについての原稿依頼が来る。結果、マークは、セックス・サロゲート(代理人)の存在を知り、そのセッションを受けることになる。

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