今週末見るべき映画「ROOM237」

2014年 1月 24日 12:00 Category : Art

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劇場で見て、DVDで何度も見ている「シャイニング」は119分版だが、「ROOM237」では、143分版のシーンが出てくる。キューブリックのこだわった数字「42」について分析する部分で、映画「おもいでの夏」をテレビで放映しているシーンがある。原題は「Summer of '42」だ。なぜ、キューブリックが「42」という数字にこだわるのかの分析もある。

アメリカの、人類初の月着陸の映像が捏造であるという説は、昔からあって、以前から、いろいろと疑問点が指摘されているようだ。それでは、月面着陸の捏造説に、キューブリックは、どのように、関与していたのだろうか。

「シャイニング」の始めからの映像と、ラスト・シーンからの逆回し映像を、同時に見るとどうなるか。そこから、何が分かるのか。ふつうなら、思いもよらないことを、本作は、実際に見せる。ここに秘められたキューブリックの意図とは?

どの作品も、細部を揺るがせにしないと言われているキューブリックである。「シャイニング」の細部について、もはや、本人に確認するすべはない。撮った映画を、後世に何人もの人が、ビデオやDVDで何回も見る。


あらゆるシーンを確認し、分析し、仮説を唱える。映画作家として、キューブリックは幸せだと思う。キューブリックが、あの世で、「ROOM237」を見て何と思うだろうか。たぶん、「シャイニング」のジャック同様、不気味に、ニヤリと笑うだけだろう。

監督は、ロドニー・アッシャー。主に、短編映画やCM、ミュージック・ビデオを手がけていた人らしい。傑作というより、これは「怪作」。キューブリックの「シャイニング」を見た人はもちろん、見ていない人も、本作を見ると、「シャイニング」を、また、あるいはすぐに見たくなることだろう。

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