今週末見るべき映画「ROOM237」

2014年 1月 24日 12:00 Category : Art

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【Story】
「カルメット」というふくらし粉が、ホテルの食料庫に置かれている。あるシーンでは整然と置かれているが、後半では、雑然と写っている。「カルメット」とは、北アメリカの原住民が、平和の象徴として使っていたパイプである。この映像の違いが意味することは?

ジャック・ニコルソン扮するジャックが、小説を書くべく、タイプライターを打っている。ドイツのアドラーというタイプライターだ。アドラーとは、ナチを象徴する「鷲」を意味する。ジャックの着ているTシャツに、鷲が描かれている。これは何を意味するのか?また、ヒトラーがユダヤ人の大量虐殺を決定したのは、1942年だ。キューブリックは、「42」という数字にこだわっているらしく、「42」が、あちこちに散見する。映画のタイトルになっている「237」は、映画に登場するホテルの部屋の番号。2×3×7は、42である。


たばこや酒のコマーシャル・フィルムに、どくろなど、「死」を意味する映像やイメージを潜ませる、サブリミナル効果という広告の手法がある。ジャックが、ホテルの管理人に雇われる前の面接試験での映像で、支配人がジャックと握手するときに、立ち上がるシーンがある。どのような映像になっているのか? また、雲のなかには、どのような映像が潜んでいるのか?

ジャックが、面接に訪れるホテルの部屋がある。ホテルの見取り図を描くと、この部屋の窓の存在そのものに疑問が生じる。どのような疑問なのか?

ジャックは、妻のウェンディにバットで殴られ、食料庫に閉じこめられる。ところが、その後、ジャックは食料庫を抜けだしている。食料庫のドアを開けたのはいったい誰なのか?

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