「見て、感じて、買って」同時代アートに触れる、「東京アートウィーク」

2014年 3月 10日 19:00 Category : Art

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アートフェア東京/3331 Art Fair/アジア・アナーキー・アライアンスと、東京アートウィーク速報をお届け。まずは、今年で9回目となる日本最大のアートフェア、「アートフェア東京」。3月7日から9日まで3日間開催された。増税前の駆け込み需要がアート作品にも波及したのか会場の東京国際フォーラムには約5万人の入場者数を動員、去年を6千人上回った。

同フェアは、国内外から約150軒のギャラリーが出展し、日本を代表する現代美術の画廊が企画性の高いプロジェクトを展開する新セクション「G-plus」のほか、工芸やジュエリー、ファッションなど、現代の応用美術をアートの文脈で紹介する「TOKYO LIMITED」、アジアの現代美術の最前線を扱うギャラリーが集う「DISCOVER ASIA」、ユニークなデバイスやシステムを使って国内外で活躍する若手メディアアーティストを紹介する「Art,Media and I,Tokyo」など、企画ごとにエリアが分かれた多様な展示になった。

「アートフェア東京」会場風景

現代アートセクション「G-plus」のYUKA TSURUNO GALLERYからは同ギャラリーで開催中の個展にあわせカンディダ・ヘーファーの写真作品がお披露目。ヘーファーはドイツの現代写真を代表するアーティストであり、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらとともに、ベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家だ。

図書館や宮殿など豪奢な建築の室内空間を正面から撮影した作品で世界的に注目を浴び、2003年にはベネチア・ビエンナーレのドイツ館代表に選ばれている。

Courtesy of Candida Höfer and YUKA TSURUNO GALLERY

SNOW Contemporaryからは、フェアのための新作を発表した日野之彦が好評を博した。日野は2005年VOCA賞を受賞し「奇妙なポーズのブリーフ姿の男性」という独自のスタイルで、現代人の漠然とした正体のわからない不安を示唆的に描きつづけている実力派ペインター。

何も語らないポーズと何も語らない表情の"からっぽ"の人間に、少しの"狂気"を入れてその絵は完成するという。それは対象がまとう感情や時間性をはぎ取り、物語性や意味が見いだせないような物々しい絵画である。

Courtesy of Korehiko Hino and SNOW Contemporary

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