ちひろ美術館・東京で、クヴィエタ・パツォウスカー展が開催中

2014年 3月 27日 17:00 Category : Art

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この3月1日(土)から5月18日(日)まで、ちひろ美術館・東京(練馬区下石神井4-7-2)にて、「―Paper Talks 紙のおしゃべり― クヴィエタ・パツォウスカー展」が開催されている。

鮮やかな色彩、デフォルメされたユーモラスな動物や人物たち。遊び心たっぷり、もう、見ているだけで、うきうき、楽しくなる。このすてきな展示は、パツォウスカー氏の9冊の絵本とその原画、紙の彫刻など、約80点。

クヴィエタ・パツォウスカー 『Flying』より 1995年

85歳になるチェコの女性アーティスト、パツォウスカー氏は、1928年、チェコのプラハ生まれ。幼い頃から、本や絵、音楽に囲まれて過ごす。オペラ歌手だった父親は、ナチスがチェコを占領した際、強制収容所に送られ、そのまま帰らなかった。第二次世界大戦後、奨学金を得て、プラハの応用美術学校で、チェコにキュービズムを紹介した画家エミール・フィラに学ぶ。

戦後、社会主義国家となったチェコでは、自由な表現はままならない。パツォウスカー氏のさまざまな表現がいろんな形で花開くのは、1989年のいわゆるビロード革命以後である。まるで堰を切ったかのように、自由な発想の作品が制作される。

以降、現在まで、鮮やかな色彩感覚、自由なフォルムや線、味わい深いレタリング、奔放な構成、独自の発想で、多くの絵本や、リトグラフ、タブロー、紙の彫刻などを作り続けている。

パツォウスカー氏の言葉がある。「芸術とは、一見、私たちにとって全く必要のない、余分なものです。でも同時に、とても美しく、生活にとって大切なものです。しかし、最も美しいものは創造の過程そのものです」。

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