うわさの詩人、菅原敏とは!?

2014年 4月 24日 08:00 Category : Art

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─どんなときに詩は生まれるのですか?

詩が浮かぶ状況はまちまちです。ふと街を歩いている時や、誰かと話している時に思いついたものをメモに残すこともあれば、感情の振れ幅があり、吐き出さざるを得ない状況で書くことも。悲しく酔っぱらっているときに大量に書くこともあります(笑)。

あとは毎日、日記を書いているのでそこから抜粋することも。「詩を書くぞ」と意気込んで机に向かうことはあまりないですね。


─アメリカの出版社から逆輸入で詩集をリリース。とても珍しいケースですよね

日米を拠点に「PRE/POST」という出版のシンクタンクをやっているクレイグ・モドさんとの出会いがきっかけです。バンドで詩を読んでいる頃に出会い、オレの活動に共感してくれて。その後は一緒に仕事をしたり、バンドも一緒にやったりして。

彼の本業が忙しくなり拠点を日本からアメリカに移したころ、これまでのストックしている詩を一冊にしたらどうかという話を頂いたのがきっかけで。「バンドをこのまま続けるより、詩集を出した方がオレの未来につながるはずだ」と。装丁や挿画を担当してくれているのが、伊藤存さんという針と糸で作品を作っている現代美術家です。

本を作るならぜひ彼と一緒にやりたいなあと思っていて。言葉も糸も、つむいでいくもの。「刺繍」と「詩集」で完成した一冊になっています。

「代官山 蔦屋書店 ラウンジAnjinにて」

─朗読から歌に、歌から朗読に。シャンソンのような朗読会ですね。

アメリカの詩人たちも好きですが、フランスのジャック・プレヴェールやボリス・ヴィアンなど、シャンソンに近いところにいた詩人たちも凄く好きで。スタンダードの名曲「枯葉」の歌詞を書いていたプレヴェール。彼の詩にはユーモアがあり、笑いと悲しさがない交ぜになりつつも、その人生が凝縮されています。

そんなシャンソンに興味を持ったのは、かつて入り浸っていた「青い部屋」というシャンソニエがきっかけです。長い歴史を持ち、寺山修司や三島由紀夫など文壇の人々にも愛されていたそのシャンソニエで自分もライブをしたり朗読したり。戸川昌子さんをはじめ、往年のシャンソン歌手たちのステージを毎夜見てはベロベロになったりして。もう無くなってしまったのですが、とてもお世話になった場所です。

語りがそのまま歌になって、歌がそのまま朗読になる。シャンソン歌手のように、ひとつのステージをお客さんに楽しんでもらう。そのシャンソニエでの経験が今のオレのステージにも反映されているんだと思います。

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