”出会い”はクリエイション。「OPA!陽気な黙示録」

2014年 7月 17日 13:00 Category : Art

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ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏と現代美術家の矢柳剛氏による展覧会「”OPA!陽気な黙示録”凱旋展~日本とブラジルの新しい友情に向けて~」が、伊藤忠青山アートスクエアで開催されている。


ブラジルと日本との関わりは今年で106年を迎えた。現在、ブラジル国内に居住する日系ブラジル人は150万人を超え、日本国外では最大の日系人社会が形成されている。一方日本国内にも約32万人の日系ブラジル人が居住しており、日伯交流は距離を超えて両国の社会形成に大きく寄与しているといえる。

そんな中、日本とブラジルの新たな文化的交流を目指し、ファッションデザイナー・コシノジュンコ氏と現代美術家・矢柳剛氏の二人の著名クリエイターによる「OPA!陽気な黙示録」が今年の1月から約2ヵ月間、ブラジルのサンパウロ市にあるインスティテュート・トミエ・オオタケで開催された。展覧会の模様はブラジルの大手テレビ局や新聞社、日本のNHKでも紹介されるなど大きな反響を呼んだ。


本展覧会の日本凱旋展である今回の伊藤忠青山アートスクエアでの展示では、サンパウロ美術館やパリ近代美術館を始め国内外数多くの美術館に収蔵されている現代美術家の矢柳剛氏の80年代から最新の「ペインティング作品と立体作品」、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏の映像・写真・ファッションの3つの要素が掛け合わされた「空間インスタレーション作品」、日本とブラジルのこども達が「かたつむり」の型に切った画用紙に、自由に描いた絵をひとつの立体アートとして展示する「かたつむりアート」の3部構成という大変豪華な展示内容となっている。


「OPA!陽気な黙示録」展について、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏と現代美術家の矢柳剛氏に直接お話をうかがうことができた。


コシノ先生と矢柳先生は2009年から、作品制作や展覧会を通じてコラボレーションを展開していますね。お二人のコラボレーションについて、またこの展覧会のテーマにもなっている「越境」について教えて下さい。

コシノ:「矢柳先生とコラボレーションすることになったのは東京画廊で開催された矢柳先生の個展を拝見し、感銘を受けたのがきっかけです。そのご縁で中国・北京でコラボレーション展を開催しました」。

矢柳:「現代社会が多様化しているなか、アートも多様化しなければならない。それぞれがジャンルを越境しあい、異質なものとコラボレーションするということが必要とされています。今回はファッションとアートと、子どもたちの作品がそれぞれアートに越境し、ジョイントすることでこの展覧会ができているが、コシノ先生と僕じゃないと、こういう芸当はできなかった」。

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