『KINFOLK』世界初の写真展を日本で開催

2014年 7月 16日 12:00 Category : Art

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『KINFOLK』という雑誌をご存知だろうか。アメリカ・ポートランドで2011年に創刊されたライフスタイルマガジンで、今や世界中に読者を持つ話題の雑誌だ。すでに売り切れの号も出ており、コレクターの間ではプレミアが付いているバックナンバーもあるとか。その『KINFOLK』で創刊当初より活躍する、2人の写真家カリッサ・ギャロ(Garissa Gallo)とローラ・ダート(Laura Dart)の作品が、東京・渋谷にあるDIESEL ART GALLERYに8月15日まで展示されている。

Photo: Kenichi Mui

はじめに、『KINFOLK』という雑誌が急成長した人気の秘密を探ってみたい。『KINFOLK』とは、「親類」や「親戚」という意味の日本語。その名の通り、家族や友人などの身近な人たちとの時間を大切に過ごすためのアイデアが詰まった本だが、編集スタイルが非常に特長的である。編集長のネイサン・ウィリアムズと妻ケイティを中心に、写真、エッセイ、スタイリング、料理など様々な分野で活躍するコントリビューターが参加して雑誌を完成させているのだ。

このコントリビューターは全米各地をはじめ、世界中に50人以上存在するというから驚きである。彼らの温かい目線で語られるインタビュー、自然を日常に取り入れるヒント、毎日の生活をおいしく楽しくしてくれるレシピなど、『KINFOLK』はページをめくっているだけで豊かで安らかな気持ちになれる。

この雑誌、内容も然る事ながらビジュアルも実に素晴らしい。シンプルで余白を活かしたデザイン、フィルムカメラのみを使用したやさしく美しい写真、質感のある紙を使用し、装丁にもこだわりを感じる。雑誌の流れを遮断する広告はいっさい入れず、ゆったりと見せるつくりにこそ、『KINFOLK』ファンが急増した秘密があるように思う。

さて、展覧会のタイトル「KINFOLK: The Shared Table」は、『KINFOLK』の仲間たちが集うディナーテーブルに一緒に座ったかのように感じてもらうことを願って付けられたそう。そもそも、『KINFOLK』という雑誌自体が、食卓を共にするようなシンプルな行動を通して、夫婦や周囲の友人との関係を深められたらという発想から生まれている。

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

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