東京都現代美術館にて、ミッション[宇宙×芸術]展

2014年 7月 23日 10:00 Category : Art

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2014年はロケット打ち上げが続き、若田飛行士の活躍、宇宙博の開催など、宇宙ブームの年。そのブームに合わせて、東京都現代美術館では「ミッション[宇宙×芸術]コスモロジーを超えて」展が開催されている。期間は8月31日まで。

宇宙と芸術。そもそも、全くかけ離れたこのふたつをつなぐものは何だろう。調べてみると「宇宙芸術」という言葉が存在するではないか。宇宙芸術コミュニティbeyond[space+art+design]によると、宇宙芸術(Space Art)とは、
(1)宇宙における時空間の概念から、新たな世界観や美意識を創造する
(2)芸術、科学、工学の融合をとおして「宇宙、地球、生命」の在り方を問い続ける
(3)以上を実現するための宇宙観念と宇宙活動に関する広範な芸術領域
と定義している。

なかなか難しいので、実際の作品を見てみよう。

逢坂卓郎《Appearance and Disappearance Marl》2004年
©Takuro Osaka(参考図版)


逢坂卓郎氏は宇宙線をセンサーで検知し、LEDの明滅に変換するインスタレーションをはじめ、宇宙をテーマにした作品を多く制作している宇宙芸術の第一人者。この作品は、宇宙線と地中からのガンマ線を感知するとLEDの青い光が消える仕組みで、復帰点灯する時間は宇宙線のエネルギー値に応じて設定されている。知らない間に私たちの身体も通り抜けているという宇宙線が、思ったより頻繁に到来しているのがわかる。

続いて、“ニュートンのりんご”で知られる万有引力の法則を引用した《りんごのけん玉》をはじめ、これまでに幾度となくりんごをモチーフにした作品を発表してきた鈴木康広氏。

鈴木康広《りんこの天体観測》2006年(参考図版)

「今回の出展作《りんごの天体観測》でも、りんごから宇宙をみていました。こちらは皮の表面に浮かぶ無数の点をプラネタリウムの星に見立てたもの」と鈴木氏。

現代美術家の名和晃平氏は、キャンバスを傾け重力に従って落ちる絵の具で描かれた平面作品《Direction》シリーズを出展。

名和晃平《Direction#54》2012年
photo:Nobutada OMOTE❘SANDWICH(参考図版)


ほかに、2014年2月に超小型衛星の打ち上げを行ったARTSAT Projectによる作品展示も展示されている。

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