デンマークの生活の家具―ボーエ・モーエンセン生誕100周年展

2014年 7月 29日 08:00 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

家具は生活の道具。そんなことを改めて思わせてくれるのが、ボーエ・モーエンセンの家具だ。1914年生まれ。今年で生誕100年を迎える。東京・新宿のアクタスでは代表作を集めたミニ・エキシビションが開催されている(~8月18日まで)。


デンマークの家具と言えば、日本ではハンス・J・ウェグナーとアルネ・ヤコブセンがあまりにも有名だが、一般的にはこの2人にモーエンセンとフィン・ユールを加えた4人が巨匠といえる。中でもモーエンセンには地味な印象を持つ人が多いかもしれない。


デンマークの家具産業の協同組合のデザインチーフを務めた彼が目指したのは、長く使える生活のための家具。特殊な技巧を必要とせず、家具職人が安定してつくれるデザイン。そして誰もが買える値段が実現できるものだ。自然、デザインは研ぎすまされ、無駄な装飾がなくなっていった。


たとえば代表作の「J39」はデンマークの国民的なダイニングチェアと言えるだろう。第二次世界大戦中にデザインされ、物資の不足する中、必要最小限の素材とデザイン、そして誰にでも買いやすい値段を実現するために生まれた。愛称は「ピープルズチェア(みんなの椅子)」。

Related article

  • ボダムからカラフルな家電が登場
    ボダムからカラフルな家電が登場
  • フリッツ・ハンセン初、日本人デザイナーの椅子「RIN」
    フリッツ・ハンセン初、日本人デザイナーの椅子「RIN」
  • カトリーヌ・メミが表現する和とモダンの空間
    カトリーヌ・メミが表現する和とモダンの空間
  • アートな布で日本の暮らしも変わる?|ドイツ発最新情報
    アートな布で日本の暮らしも変わる?|ドイツ発最新情報
  • ワタリウム美術館で「島袋道浩 展:美術の星の人へ」
    ワタリウム美術館で「島袋道浩 展:美術の星の人へ」
  • 天才画家『エミリー・ウングワレー展』初開催。
    天才画家『エミリー・ウングワレー展』初開催。

Prev & Next

Ranking

  • 1
    ツイードの最新ルック/シャネルとツイード、その世界(5)
  • 2
    ミラノサローネ2015|Vol.1 代表ブランドの展示を直球レポート
  • 3
    ムーンライト 【今週末見るべき映画】
  • 4
    たかが世界の終わり 【今週末見るべき映画】
  • 5
    日々是スポーツカー、ポルシェ マカン|試乗レポート
  • 6
    60年を経て、中原淳一の「夢の机」を商品化
  • 7
    運動不足を解消する、スタンディングデスク Sit & Stand®
  • 8
    メルセデス・ベンツ Cクラスに2つの特別仕様車
  • 9
    今週末見るべき映画「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」
  • 10
    「今週末見るべき映画」2016年を振り返って選んだ10本

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加