濱田庄司の生誕120年記念展

2014年 8月 20日 08:00 Category : Art

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濱田庄司の生誕120年記念展20世紀の日本陶芸界を代表する一人であり、​20世紀の陶芸界に多大な影響を及ぼした濱田庄司氏(1894~1978年)の生誕120年記念展が目黒区の日本民芸館で開催されている。

「ミッドセンチュリー・モダン」にも影響を与えたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと共に作陶活動を展開したことでも知られる濱田庄司氏。初代庄司の死後2代目晋作、3代目友緒と3代にわたる陶芸家名匠を擁する濱田窯は、ロエベからインスピレーションを得た特別な作品がCASA LOEWE Omotesandoのグランドオープンを記念して制作されるなど、近年ファッションとのコラボレーションでも注目されている。


濱田庄司の歩んだ道
生誕120 年を迎える陶匠濱田庄司氏(1894~1978年)。自らが歩んだ道を「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と述懐している。本展では、館蔵する濱田作品を中心に、作陶の糧とした蒐集品など約200点を展示し、濱田の仕事を「手(創作)」と「眼(蒐集)」の両面から紹介している。


濱田は、現在の神奈川県川崎市に生まれた。1913年に東京高等工業学校(現・東京工業大学)の窯業科に入学。同校では、2年上級の河井寛次郎と親交を結び、卒業後は河井と同じ京都市立陶磁器試験場に入所した。

この時期、個展会場で知り合ったバーナード・リーチを千葉県我孫子の柳宗悦邸に訪ね、その折に柳とも知遇を得た。1920年、職を辞してリーチと共に渡英。3年半にわたる英国での生活は、良き仕事を支える暮らしの大切さを認識する契機となった。また、日用雑器としてのスリップウェアの発見も、濱田にとっては大きな収穫となった。

ロンドンでの個展を成功させた濱田は、関東大震災の報せを受け1924 年に帰国し、京都の河井家にしばらく逗留した。ちょうどその頃、京都に転居していた柳は、濱田の仲立ちで河井と親交を結び、この三人によって、日用雑器の美を賞揚する「民藝」という概念が世に提示されていったのだ。

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