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東西文化の融合、ドビュッシーと浮世絵

2014年 8月 21日 12:00 Category : Art

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クロード・ドビュッシー(Claude Debussy,1862-1918)はフランスの作曲家で、その三十余年にのぼる創作の生涯の中で「印象主義」と呼ばれる音楽スタイルを確立し、欧米諸国の音楽に深い影響を与えた。

1893年、ドビュッシーが作曲家のErnest Chaussonの前でピアノを引く様子

印象主義は元々絵画の専門用語であり、画家が対象物をそっくり描き出すことをせず、光と影の微妙な変化によって生じる主観的感覚を強調することを指す。ドビュッシーは印象派絵画の影響を大きく受けていたため、彼の音楽は従来から重んじられた美しい旋律やきちんとした楽曲の構造を主張とするのではなく、音の色彩が瞬間的に変化することで生じる音響効果を追い求めた旋律が特徴。

ドビュッシーの音楽は、旋律がぼんやりとしていて、朦朧した印象を受ける。ドビュッシー自身は印象主義音楽という表現を好んではいなかったようだが、彼が生み出した音楽は、その独自の表現方法から”印象派音楽”と称されている。

Claude Monet :Argenteuil, 1874, National Gallery of Art, Washington D.C.

フランスで最も偉大な作曲家のひとりと言われるドビュッシーだが、実は父親からは船乗りになるように望まれていた。しかし、かつてショパンに師事したこともあるモォテ夫人が彼の音楽の才能を見抜き、本格的なレッスンを開始。みるみる上達し、1年後の10歳のときにはパリ音楽院(コンセルヴァトアール)の選抜試験に合格し入学。結局作曲家になり、『海』という近代音楽市場最高の傑作を残した。

Claude Monet : Vétheuil in the Fog, 1879, Musée Marmottan Monet,Paris

1905年に作られた『海』という交響詩は光と影の朦朧とした美しさが溢れているため、ドビュッシーは印象主義音楽の大家として尊敬され、『海』も近代音楽史において最重要な作品になった。『海』は「海上の夜明けから正午まで」「波の戯れ」「風と海との対話」の三楽章によって構成され、音声で光と影のリズミカル感を描写が特徴的な作品だ。

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