今週末見るべき映画「イヴ・サンローラン」

2014年 9月 5日 09:00 Category : Art

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【Story】
1957年、アルジェリアのオラン。21歳のイヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)は、クリスチャン・ディオール亡き後、ディオール社のチーフ・デザイナーに抜擢される。かつて、ディオールから、このドレスを絞るには? と聞かれて、黒のドレスに白のアクセントを加える。見事なセンスである。ディオール社の抜擢も当然だろう。記者が詰めかける。「偉大なメゾンを率いるには若すぎませんか?」。イヴは答える。「まだ分かりません」。コレクションへの抱負を聞かれても「最善を尽くす」とだけ答える。


パリの著名人が集まるパーティが開かれる。ジャン・コクトーがいる。ベルナール・ビュフェがいる。フランス版「ハーパーズ・バザー」のマリー=ルイーズ・プスケがいる。多忙のイヴは欠席するが、一同は、イヴの存在に注目している。


モデル選びが始まる。イヴは、仕事に集中する。重要な仕事の、ショーの最前列の座席決めにも、「ぼくはディオール氏じゃない」と、イヴは興味を示さず、創作に没頭する。ショーが始まる。大成功を収める。身内だけでのレストランでの食事がある。イヴは、ピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)と出会う。アルジェリアの話になる。「フランスの汚点だ」と言うピエールに、「ぼくは辛い」とイヴ。二人は、たちまち意気投合する。イヴとピエールは、パリで新居を構える。


イヴに取材が殺到する。怒り出すイヴをなだめるピエール。「あとは私がやる。常に君を支えよう」と。イヴはアルジェリア情勢についての記者からの質問に、「服が私の”戦い”です」と答える。イヴに兵役召集がくる。拒否しきれない。イヴは召集に応じるが、躁鬱になり、精神病棟に入院する。突然、ディオール社が、イヴに対して、契約打ち切りを宣告する。「戦おう」と言うピエールにイヴは言う。「完全に独立した状態で創作したい。ぼくたちのメゾンを持とう」と。

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