アートと食を巡る小豆島/アート編

2014年 10月 7日 08:30 Category : Art

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3年に1度、瀬戸内海の島々が現代美術の舞台となる瀬戸内国際芸術祭。 2013年第2回、小豆島の様々なエリアでも作品が展示された。それらが今、小豆島の住民には誇りと新たな取り組みへの核になり、小豆島を訪れる人には魅力にとなって成長している。

フェリーが小豆島の坂手港に入ると、迎えるのはヤノベケンジによる『THE STAR ANGER』だ。ドラゴンが光り輝く球体に乗って、雄叫びを上げる。元は灯台だったところに睨みを効かせるドラゴンは、坂手港のシンボルとなった。

『THE STAR ANGER』撮影/Hideaki Hamada

同じく坂手港のフェリー待合所の壁に高さ約5メートル、長さ約35メートルにわたって描かれた壁画は、ヤノベケンジと絵師岡村美紀による『小豆島縁起絵巻』。龍など島に伝わる神話をベースに小豆島が希望の島となっていく壮大な物語を後世に伝えるものだ。

『小豆島縁起絵巻』 撮影/Yoshiro Masuda

坂手港から、醤の郷と呼ばれる400年の伝統ある醤油蔵が並ぶ町に入ると、ドットアーキテクツ(家成俊勝・赤代武志)設計・施工による『Umaki camp』がある。2013年の瀬戸内国際芸術祭で、馬木に住む人や馬木を訪れる人が、豊かな自然や生活の知恵を通して、さまざまな関係性をつくるプロジェクトの場として建てられた。

『Umaki camp』撮影/Yoshiro Masuda

建設に参加した一人がその後、地域おこし協力隊として小豆島へ移住。“小さな社会実験場”をコンセプトに音楽や食のイベントから健康体操教室の企画、地元住民と一緒にピザ窯を製作するなど、幅広い年齢層が気軽に立ち寄れる機会を増やしてきた。

この夏は馬木(Umaki)の寺子屋と題して、「学び」をテーマに島内外から講師をよび民藝、工芸、音楽、イラスト、印刷、塩のワークショップを実施。今も持続して冒険的な試みで地域に刺激を与え続けている。

オリーブ畑の中に異次元の世界を出現させている清水久和の『オリーブのリーゼント』は、小豆島八十八カ所霊場の巡礼者などに対してある「お接待」を表現している。今も子供達へのワークショップなどを通して、単なるインスタレーションとしてではなく、この地の新たな象徴へと進化を遂げている

『オリーブのリーゼント』撮影/Yoshiro Masuda

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