「世紀末芸術」の旗手、フェルディナント・ホドラー展

2014年 10月 17日 09:00 Category : Art

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チューリッヒ美術館展など、日本・スイス国交樹立150周年を記念した展覧会が相次ぐなか、グスタフ・クリムトと並ぶ世紀末芸術の巨匠、フェルディナント・ホドラー展が国立西洋美術館 (東京都台東区)で始まった。

日本では40年ぶりに開催されるホドラーの個展。今回はホドラーの作品を数多く収蔵するベルン美術館をはじめ、スイスの主要美術館と個人所蔵家より、油彩約60点、素描約40点を含む約100点が出品され、過去最大規模の回顧展となっている。

最近ではオルセー美術館(パリ)、ブダペスト国立西洋美術館、ノイエ・ギャラリー(ニューヨーク)など国外でも相次いで個展が開催され、国際的な再評価の機運が高まっているホドラー。スイスの「国民画家」として絶大な人気を集め、また世紀末芸術を代表する画家だ。

クレーやジャコメッティなど同時代のスイス人芸術家が、国外へ広く活躍の場を求めたのに対し、ホドラーは生涯をつうじて母国スイスで暮らした。その力強く壮大なヴィジョンは、19世紀末の象徴主義を語るうえで重要な地位を占めている。

日本初公開となる本作。人間の「覚醒」をテーマにした記念碑的な大作で、まさにホドラーの新たな「目覚め」を象徴するにふさわしい作品。

《昼Ⅲ》 1900/10年、油彩・カンヴァス、170×368cm、ルツェルン美術館Museum of Art Lucerne ©AndriStadler

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