アートが生まれていく瞬間を、エスパス ルイ・ヴィトン東京の「IN SITU-1」で

2014年 11月 10日 08:00 Category : Art

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モダンアートが生まれていく過程をつぶさに目撃できるとしたら。そんな貴重な体験をできるのが現在表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で行われている「IN SITU-1」の展示である。

©Louis Vuitton

世界中の様々なアーティストを取り上げてきたエスパス ルイ・ヴィトン東京が、今回行っているエキシビションは、パリ、東京、ミュンヘンの3カ所のエスパス ルイ・ヴィトンと共同で行う初のエキシビション。各エスパスに招聘された女性アーティスト3名がそれぞれの空間で作品の制作および展示を行うというもの。タイトルになっている「IN SITU」とはラテン語で「その場で」という意味があり、それぞれのアーティストから生まれていく作品の制作風景自体も展示の一部、という大変ユニークなエキシビションとなっている。

東京では作品制作が9月からはじまっている。ここで作品を作っているのは、韓国人アーティストのソ・ミンジョン氏である。

©Louis Vuitton/Jérémie Souteyrat

ソ・ミンジョン氏は、韓国釜山生まれで、母国韓国をはじめ、日本やドイツで学び、現在はベルリンを拠点とした創作活動を行っている。多文化で得た普遍的な視点から生み出される作品はドローイング、映像、写真、彫刻、立体作品、インスタレーションなど多岐に渡っている。代表作のひとつである「Sum in a Point of Time」シリーズのインスタレーションは、ソ・ミンジョン氏にとって最も重要なテーマである瞬間、過去、あるいは未来といった時の概念や、生の儚さ、不確定性をポエティックに表現している。

今回エスパス ルイ・ヴィトン東京からのオファーを受けて、ソ・ミンジョン氏が制作しているのは、真っ白な発泡スチロールを使った精緻な鉄筋構造である。この空間インスタレーションには2段階の制作過程がある。ひとつめの過程では、建築用の発砲スチロールで精緻な鉄筋構造を空間の中に作り、そのまわりに足場を作る。そしてふたつめの過程では、完成した作品を壊し、爆破の瞬間のイメージで再現する、というものだ。

©Louis Vuitton/Jérémie Souteyrat

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