第15回東京フィルメックス。作品一挙紹介

2014年 11月 15日 08:00 Category : Art

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第15回を迎える東京フィルメックス。今年は11月22日(土)から30日(日)まで、有楽町の朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇での開催となる。毎年、ワクワク、ドキドキする作品がズラリ。優れた映画作家たちの、アート感覚いっぱいの作品が集中する映画祭で、その高い評価は、すでに定着している。この10数年、アート系映画ファンの毎秋の楽しみとなっている映画祭だ。

今年は、コンペティション作品が9本、特別招待作品が11本、そして、特集上映がデヴィッド・クローネンバーグの初期作品「ステレオ/均衡の遺失」、「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」の2本、特集上映として、1960年の日本映画「青春残酷物語」、「彼女だけが知っている」、「武士道無残」の3本、合計25作品の上映となる。レポートの2回目は、コンペティション作品と特別招待作品を紹介する。

まず、アジアの新進作家の意欲作9本によるコンペティション作品である。すべて、2014年に製作された力作がズラリ。11月29日(土)の授賞式で、最優秀作品賞、審査員特別賞が発表される。

「彼女のそばで」は、イスラエルのアサフ・コルマン監督のデビュー作だ。舞台はハイファ。狭いアパートで暮らす姉妹がいる。妹は障がい者で、姉妹の心の闇が次第に浮き彫りになっていく。

「彼女のそばで」

ヨルダン、U.A.E、カタール、UK合作の「ディーブ」の監督は、ナジ・アブヌワール。第一次世界大戦中のオスマン帝国のヒジャーズ地方。遊牧のベドウィン族の少年が、英国の将校の道案内をする。「アラビアのロレンス」を想起する砂漠の風景が壮大。ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門での監督賞を受賞している。

「ディーブ」

「数立方メートルの愛」は、イランとアフガニスタンの合作。テヘランの郊外で、アフガニスタンからの違法労働者たちが働いている。イランの若者とアフガニスタン難民の少女が出会い、恋に落ちる。監督は、自身がアフガニスタン難民で、イラン在住のジャムシド・マームディ。

「数立方メートルの愛」

第1回東京フィルメックスで審査員特別賞を受けた「ジョメー」に主演したのがジャリル・ナザリだ。イラン、ドイツ合作の「プリンス」は、ジャリル・ナザリのその後の人生を追う。映画に出ることで、人生が劇的に変化する状況をピュアに描いた監督は、「ジョメー」に俳優として出演したマームード・ベーラズニア。

「プリンス」

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