初の長編映画「ムーミン 南の海で楽しいバカンス」が公開

2014年 12月 17日 08:00 Category : Art

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世界中の人に親しまれている、フィンランド人作家トーベ・ヤンソンの作品『ムーミン』。日本では1969年から2度アニメーション化され、時代を越えて幅広い世代に愛されている。そんなムーミンの物語が史上初の長編アニメーション映画として劇場公開される。


丸みを帯びた愛らしいフォルムで人気のムーミン。実はもともと小説としてその物語がスタートしたのはご存知だろうか。1945年にトーベ・ヤンソンによって第一作『小さなトロールと大きな洪水』が発表され、ムーミンが誕生。以降8冊の書籍を出版、3冊の絵本が制作された。

トーベはもともと画家でもあり、ムーミンの原型となるキャラクターは以前から描かれていたというが、ムーミンが登場したことで作品の認知度は更に高まった。その後、ムーミン作品は44の言語に翻訳される。

1954年、この小説とは独立したかたちで、当時世界最大の新聞ロンドンのザ・イブニングニュースにて40カ国以上にて漫画を掲載、毎日2000万人の読者にムーミンのストーリーが届けられていた。その漫画は20年間に渡って連載され、800以上のストーリーが誕生。テレビシリーズも1959年にドイツで初めて放映され、後に124カ国で放送されている。

主人公のムーミンはもちろんのこと、ミーやスナフキンなど、さまざまなキャラクターを通して発せられる名言も多く、当時からユーモアの感覚を持ち合わせた大人に特に人気だったという。

『ムーミン』は、ムーミン谷に住むトロール(妖精)と個性豊かなキャラクターが登場し、ファンタジーや寓話として扱われがちだが、そのストーリーは家族とのつながりや自己のアイデンティティに関する普遍的なテーマが多い。現在でも多くの大人の読者がひきつけられるのは、優れた文学性の物語がそこに広がっているからだろう。


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