ジュエリーデザイナー マルコム・ゲール|反骨精神が織り成すエレガンス|Interview

2015年 1月 27日 08:05 Category : Art

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『マルコム・ゲール』と聞くと、きっと誰もが外国人の男性を想像するだろう。しかし、このジュエリー・ブランドの創立者でありデザイナーは、日本人女性だ。ブランド名の由来について、「マルコム・Xなど革命家に多い名前の“マルコム”と、フランス語で戦争を意味する“ゲール”を組み合わせました」と語るYUKI氏は、ロンドンのミドルセックス大学でジュエリーデザインを学び、その間、アレキサンダー・マックイーン、エリクソン・ビーモン、スコット・ウィルソンなど名だたるメゾンで修行。帰国後、YOHJI YAMAMOTOで勤めたのち、自身のブランドを立ち上げた。

気品溢れる前衛的な作風が魅力のマルコム・ゲール。近年では、JUJUなどのアーティストや女優・広田レオナが監督を務める映画「お江戸のキャンデー」へのデザイン・アクセサリー提供など活動は多岐に渡る。今回は、独自の世界観を放つYUKI氏のインタビューをお届けしたい。


#01.大胆不敵。アレキサンダー・マックイーンのアトリエに“いきなりピンポン”

-ロンドンでジュエリーデザイナーとしての研鑽を積まれたそうですが、なぜロンドンに?

高校生の頃、ちょうど原宿を中心に盛り上がっていたファッションブームにぶち当たりました。いわゆるストリートカルチャーやネオパンクのハシリといいますか、私もその界隈でたむろしていましたが、生意気承知で申し上げると、すぐに堪能してしまったんです。当時、美術系の高校のデザイン科に通っていて、卒業旅行でフランスに行きました。フランスはフランスでおもしろかったけど、言葉も全然分からない。直感的に興味を抱いたのは、隣国のロンドンでした。

ここ(東京)にいるよりもあっち(ロンドン)に行った方が楽しいかも。漠然とした感覚でしたが、その後、高校3年生の夏休みに貯金をはたいて、友達と行ってみたら、想像した以上におもしろくて。先々、留学することを踏まえて、ジョン・ガリアーノの母校・セントマーチン美術大学など、いろいろと下調べしてから行きましたね。そういう感度は人よりきっと早かったんだと思います。その後、高校を卒業して、すぐにロンドンに渡りました。

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