舞台「プルートゥ PLUTO」レビュー

2015年 2月 4日 08:00 Category : Art

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「2.5次元」という言葉がある。2次元の絵と3次元の立体の中間のことで、漫画やアニメの世界を人間が体現する作品などがこう呼ばれている。漫画やアニメの実写映画化や舞台化は今にはじまったことではないが、特に近年、増加している印象があり、子供向けのものや単純に漫画のコスプレのような作品から、新たな表現方法を模索する作品まで多種多様だ。

今年1月にBunkamura シアターコクーンで上演され、2月6日から大阪公演がはじまる「プルートゥ PLUTO」も、漫画の舞台化作品で、2次元と3次元を融和させた極めて先鋭的な表現に心沸き立った。


「プルートゥ PLUTO」は、漫画家・浦沢直樹と原作者・長崎尚志が、手塚治虫の名作「鉄腕アトム」をリメイクした漫画「PULUTO」を舞台化したものだ。「鉄腕アトム」のエピソードのひとつ「地上最大のロボット」を下敷きに、ロボットたちと人間たち、それぞれのアイデンティティーの探求、そして共存の可能性が哲学的な視点で描かれる。

人間とロボットが共存するようになった世界で、高性能ロボットが次々破壊される事件が起る。標的となったロボットたちと同じ高性能刑事ロボット・ゲジヒト(寺脇康文)は、同じく高性能ロボットで、限りなく人間に近いロボットであるアトム(森山未來)と共に事件の真相を追う。

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