岡崎京子、初の大規模展覧会が開催中|「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」

2015年 2月 15日 08:00 Category : Art

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消費と生産、希望と失望、愉楽と退廃、都市と郊外、普通と普通じゃないこと。単純な二項対立では語り尽くすことのできない、軽やかさと複雑さが同居した登場人物たちが、少女マンガのフォーマットに描かれる。『リバーズ・エッジ』『ヘルタースケルター』『pink』など、1980年代から90年代の若者の気分を代弁するようなマンガを描いた岡崎京子の初の大規模展覧会「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」が世田谷文学館で開催中だ。

『東京ガールズブラボー』原画/©岡崎京子/宝島社

岡崎京子は少女マンガや大人向け週刊誌を愛読した少女時代、同人誌への文章やイラストの投稿を経て、跡見女子学園女子短大在学中の1983年にマンガ家としてデビュー。マンガ専門誌だけでなく、「アンアン」、「CUTiE」、「月刊カドカワ」、「平凡パンチ」といったカルチャー誌や文芸誌、ファッション誌などを舞台に、1996年5月に不慮の事故に遭う日まで、マンガやイラスト、コラムなどを精力的に発表してきた。


何気ない日常の一コマを描きながら、どこか日常離れしたエキセントリックさと、心理描写を抑えたドライな眼差し。卓越した濃密なストーリー展開、それまでの少女漫画の王道とはどこか異なる曖昧な存在感をもった主人公たち。どれをとっても鮮やかな感性をもった岡崎京子がつむぐ物語は、同時代の少女たちのみならず、男女の区別なく今も人びとを魅了し続ける。

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