『エキサイトイズム』サービス終了のお知らせ
この度『エキサイトイズム』は2019年9月30日をもちましてサービス終了をさせていただきました。
これまで皆さまに賜りましたご愛顧に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

今週末見るべき映画「アメリカン・スナイパー」

2015年 2月 20日 13:00 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

多くの戦争を扱ったアメリカ映画のなかでも、観客の動員では、大ヒットのようである。アメリカのいろんな有名な人が絶賛する映画である。たいへんよく出来た映画と思う。ケチのつけようがない。家族や日常から遮断された一兵士の悲劇が、完璧なまでに描かれている。国のため、仲間のため、家族のために戦場に赴く兵士だから、アメリカという国から見ると、正義そのものである。


が、ふと思う。もともと、戦争には、悪も正義もない。物理的に勝者と敗者はあるけれど、勝者側にも多くの犠牲が払われ、悲劇が横たわる。クリント・イーストウッドは、鮮やかすぎるほどに、クリス・カイルというスナイパーの悲劇を提出したが、アメリカが、なぜ、イラク戦争といった大義なき戦争に突入していったのかについて、まったく言及しない。映画の作り手にとって、アメリカという国は、いったいどのような国なのだろうか。また、なぜ、9・11のようなことが起こったのかなどについて、映画は触れていない。

クリント・イーストウッドには、さらにさまざまな角度から、「アメリカとはどのような国なのか」の答えを、映画で提出してほしいし、出せるだけの映画作家のはずと思う。

Related article

  • アートバーゼル42 現地レポート
    アートバーゼル42 現地レポート
  • 日用品のデザイン「SyuRo」/蔵前・鳥越、つくり手の顔が見える街(2)
    日用品のデザイン「SyuRo」/蔵前・鳥越、つくり手の顔が見える街(2)
  • シャトー・ムートン・ロスシルド2007年ラベルが発表
    シャトー・ムートン・ロスシルド2007年ラベルが発表
  • 天才画家『エミリー・ウングワレー展』初開催。
    天才画家『エミリー・ウングワレー展』初開催。
  • エリザのために 【今週末見るべき映画】
    エリザのために 【今週末見るべき映画】
  • 必見の「ウィリアム・エグルストン:パリ—京都」
    必見の「ウィリアム・エグルストン:パリ—京都」

Prev & Next

Ranking

  • 1
    ジャズ名盤講座第24回「ECM編」
  • 2
    ボジョレーヌーヴォー解禁、新旬ワインと食の響宴
  • 3
    Marvelous Max Mara Tokyo 2013開催!
  • 4
    数値制御切削機を用いた木製筆記具、MACINARI(マキナリ)
  • 5
    伝説の「ポルシェ917」誕生から、今年で40周年
  • 6
    初公開! 旧フランス大使館に現代アートが集結
  • 7
    フランスで人気のチーズBEST6
  • 8
    マンダリン オリエンタル 香港に隠された、エクスクルーシブな空間
  • 9
    メルボルンの街並み/オーストラリアを旅する(2)
  • 10
    コスチュームデザイナー・ARAKI SHIRO(前篇)|『構築的耽美主義、目指すは世界』|Interview

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加