奇妙な卓球台で遊ぼう|ガブリエル・オロスコ展

2015年 3月 7日 08:00 Category : Art

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そして、本展の目玉とも言える《ピン=ポンド・テーブル》。「ピンポン」と「ポンド(池)」の語呂合わせのネーミングをもつこの作品は実際に遊ぶことができる。4人同時に卓球が楽しめるメリットがある反面、真ん中に池があり、下手すると“池ポチャ”になってしまう。ゲームは制約があるからこそ面白い。そんな発想から生まれた作品だ。この作品が《スイミング・プール》で有名な金沢21世紀美術館収蔵なのも頷ける。

ガブリエル・オロスコ《ピン=ポンド・テーブル》1998年 
変形卓球台、卓球ラケット、ボール、水槽、ポンプフィルター、蓮 H76.7×W424.5×D424.5cm 金沢21世紀美術館 蔵


オロスコ氏は現在ニューヨーク、メキシコシティ、パリを中心に、拠点を決めずその時々に応じて移動しながら生活しているという。このスタイルが彼の自由な発想と物事の本質を見抜く目を養っているのかもしれない。「ラテン系アーティストの作品は陽気で楽しい」と聞いたことがあったが、オロスコもまさにそう。深く考えずに純粋にアートを楽しめる、そんな展覧会にぜひ足を運んでみてほしい。

<展覧会情報>

「ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル」
会期:~5月10日
会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(5月4日は開館)、5月7日
料金:一般1,100円
公式サイト

文/TPDL

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