アメリカが誇る印象派コレクション、見どころ

2015年 3月 13日 08:10 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

エイルサが収集したコレクションを、”親密”(Intimate)というキーワードとともに紹介していこう。

#01.エイルサにとっての”親密”な作品たち
エイルサが最初にまとめて購入したコレクションには、ポナールやヴュイヤールといったナピ派の作品が数多く合まれていた。《黄色いカーテン》は小型のサイズが自宅に飾る目的に合っていたという。また、父アンドリュー・メロンが重厚なオルドマスターを収集したのに対し、日常の風景を装飾的に明るい色彩で描くナピ派の作品は、エイルサの女性としての感性に合っていたのだ。

エドゥアール・ヴュイヤール 《黄色いカーテン》 1893年頃 油彩・カンヴァス
National Gallery of Art, Washington, Ailsa Mellon Bruce Collection


《窓辺にいる画家の姉》は、女性画家ベルト・モリゾが姉を描いた作品で、光が当たった衣装の質感表現、室内装飾や風景の細やかな描写、柔らかく淡い色彩など、画家の繊細な感性を感じさせる優しい作品である。また、本作に描き出された姉妹の愛情にエイルサは自身と弟ポールを重ね合わせ、共感の眼差しで見つめていたかもしれない。

ベルト・モリゾ《窓辺にいる画家の姉》1869年 油彩・カンヴァス
National Gallery of Art, Washington, Ailsa Mellon Bruce Collection

Related article

  • 今週末見るべき映画「ハーブ&ドロシー」
    今週末見るべき映画「ハーブ&ドロシー」
  • PUMA×バイオメガの九谷焼バイク
    PUMA×バイオメガの九谷焼バイク
  • 限定10個のMoMA 2010年「アート福袋」
    限定10個のMoMA 2010年「アート福袋」
  • さまざまな体験からみちびかれるアート|ホンマタカシ「Seeing Itselfー見えないものを見る」
    さまざまな体験からみちびかれるアート|ホンマタカシ「Seeing Itselfー見えないものを見る」
  • フィンランドを代表する、サンテリ・トゥオリ日本初個展
    フィンランドを代表する、サンテリ・トゥオリ日本初個展
  • Interview:現代アーティストD【di:】|独自の世界観で様々なものを創造する
    Interview:現代アーティストD【di:】|独自の世界観で様々なものを創造する

Prev & Next

Ranking

  • 1
    フォトギャラリー:BMW 最新コンセプト
  • 2
    ポルシェがル・マンにかえった日/ポルシェ、その伝説と衝動(5)
  • 3
    ルイーズ・キャンベルとロイヤル コペンのコラボ食器
  • 4
    クラフトビールの新しい楽しみ方、スプリングバレーブルワリー
  • 5
    インタビュー:マリオ・ベリーニ、名作誕生を語る
  • 6
    必要な分だけ沸かせる湯沸かし器「Miito」
  • 7
    フォトギャラリー:マリメッコのニューヨーク店
  • 8
    今週末見るべき映画「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」
  • 9
    今週末見るべき映画「イヴ・サンローラン」
  • 10
    フォトギャラリー:「レクサス RX ミュージアム」

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加