今週末見るべき映画「マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ」

2015年 3月 20日 08:05 Category : Art

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【Story】
1958年12月19日、パリ。オペラ歌手、マリア・カラスが、パリ・オペラ座にデビューする。国立音楽アカデミーのガルニエ宮は、大盛況である。座席料金は2万フラン、豪華なパンフレットは3千フラン。収益は、レジオン・ドヌール勲章の事業に寄付される。会場のオペラ座に集まった人たちは、ルネ・コティ大統領の到着を待っている。各界から著名人が集まる。マルティーヌ・キャロルがいる。ブリジッド・バルドー、ジェラール・フィリップ、マルセル・アシャールがいる。

この夜のガラ・コンサートの曲目が紹介される。演奏は、ジョルジュ・セバスチャン指揮のパリ・オペラ座管弦楽団。開幕は国歌の「ラ・マルセイエーズ」。2部構成で、第1部は、ヴェルディの「運命の力」序曲。マリア・カラスが登場して、お得意のレパートリーで、ベッリーニの「ノルマ」から「清らかな女神よ」と、ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」から「恋はばら色の翼に乗って」と「ミゼレーレ」。絶頂期のマリア・カラスである。朗々としたソプラノ、しかも、音域は自由自在。観衆は大喜びだ。


ロッシーニの「セビリアの理髪師」序曲が演奏される。特別ボックス席には、ルイーズ・ド・ヴィルモランがいる。サン=テグジュベリや、ジャン・コクトー、オーソン・ウェルズ、アンドレ・マルローたちが夢中になった女性作家だ。マルティーヌ・キャロル、ジュリエット・グレコもいる。マリア・カラスが再び登場する。「セビリアの理髪師」から、ロジーナのアリアで、第1幕の「今の歌声は」を唄う。下町娘の恋心を唄いきる。もう、大喝采である。第1部が終わる。

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