新進気鋭のアーティストLing Meng世界初個展|Specimens of Time -時間の標本-

2015年 4月 10日 08:00 Category : Art

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次世代を担うアーティストの発掘を得意とするDIESEL ART GALLERY。そこで、3月6日から開催されている展覧会「Specimens of Time-時間の標本-」が注目を集めている。中国のアート界を牽引する作家、Ling Meng(リン・メン)の世界初個展となる本展は、実に優美で儚い印象を残す展覧会だ。


リン・メン氏は中国出身のインディペンデントアーティスト。デザイン、イラストレーション、タイポグラフィーデザイン、インスタレーション、彫刻、ファッションなど様々な分野で活躍しているが、もともとは大学でコンピューターサイエンスを学び、ソフトウェアのデベロッパーとしてのキャリアをもつ。その経歴を知ると、本展の作品の数々が納得できるのではないだろうか。本人も「僕が最近挑戦しているのは、アートと科学をミックスすることです」と語っている。

そして、本展のタイトルにある「標本」というワードは、まさに科学を連想させる言葉だが、「時間」を標本するという考え方は非常にアーティストらしい。もちろん実際に標本しているのは、植物、花、鉱物や土などであるわけだが、それらを独自の方法で収集し、ポートレートにすることで、その自然の産物たちに「永遠の時間」を与えるという。標本になった瞬間、自然の産物たちは死を迎えることになる。しかし、それと引き換えに造形の美しさと失われない時間を得るのだ。

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