希有な体験を生み出す光の空間|吉岡徳仁 ガラスの茶室-光庵

2015年 5月 14日 08:05 Category : Art

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京都・東山山頂は794年、京都南方の長岡京にいた恒武天皇が新しい都の場所を探していた際に、京都盆地を見下ろすことのできるこの高台を訪れ、遷都を決意したという平安京はじまりの地。

そんな現在の京都を語る上でも重要な意味をもつこの地には、都の鎮護のために太刀と弓矢をもち鎧甲を着た、土の将軍像が天皇の命により埋められている。直径20メートル、高さ2メートルの円形古墳のかたちをしたその塚は将軍塚といわれ、後の世において国家の大事があると鳴動したという数々の伝説をもつ。

天台宗の京都五箇室門跡のひとつとして皇室との縁が深い青蓮院門跡の飛地境内となっているその将軍塚の真横に、2014年10月、国宝である仏画「不動明王二童子像」(青不動)を安置する大護摩堂「青龍殿」が落慶。これは解体が決定していた、檜の大木の材も見事な元は北野天満宮前にあった「平安道場」を、京都府より譲り受け移築再建されたもの。

あわせて京都の街を一望できる、将軍塚と青龍殿の北側に向かって大きく張り出す、延面積1,046平方メートルという、かの清水の舞台の5倍ほどの広さをもつ板敷きの大舞台が設えられた。

©Yasutake Kondo

そんな史実と歴史的ストーリーを背景にもった将軍塚と青龍殿の大舞台に、吉岡徳仁氏の作品「ガラスの茶室-光庵」が京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年 特別展覧会として、2017年9月10日までの期間限定で展示されている。

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