バルーン・アーティストDaisy Balloon|スペクタクルな美的世界|インタビュー

2015年 5月 21日 08:05 Category : Art

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世界を舞台に活躍するバルーン・アーティスト・細貝里枝氏とグラフィックデザイナー・アートディレクターの河田孝志氏によるバルーンユニット『Daisy Balloon(デイジーバルーン)』。2008年の結成以来、「感覚と質」をテーマに、ラフォーレ原宿をはじめとする広告の衣装制作や大阪タカシマヤなど百貨店のディスプレイ、はたまたビョークのライブ衣装制作に至るまで、“風船”の既成概念をさらりと覆す大胆な発想と異彩を放つ作風は、世界から高い評価を得ている。

「ウソでしょ?これが風船?」と見入らずにはいられない美しいバルーンアートの数々。彼らの手にかかれば、全ては崇高で幻想的な芸術作品へと昇華してしまう。「彼女に出逢った瞬間、アイデアが次々と湧いてきて、頭の中が打ち上げ花火の連発状態になった」という河田氏とパートナーの細貝氏。両者の運命的な出会いから、クリエイションのこと、今後の展望まで、たっぷり語っていただいた。


#01.とにかく彼女の技術に惚れ込みました。ただただ、ビジュアルが作りたい一心でしたね


-バルーンという素材に特化し、比類なきアート作品を生み出すDaisy Balloon。そもそもなぜバルーンだったんですか?

細貝里枝氏(以下、細貝):以前、花屋で働いていたんですね。一つ目の花屋から次の花屋に移った時にバルーン部門があって、そこで飾り付けなどを私が担当することになりました。2002年に独立してからは、主にデコレーションの仕事に携わってきましたが、先にバルーンと決めていたわけでは全然なくて、たまたま出逢ったというのが始まりです。

バルーンは空気を入れた瞬間から劣化が始まっていきます。お花が枯れていく様子と非常に近いと思っています。生命の共通点を感じると共に、バルーンをお花だと思いながら接しています。

-河田さんとは、どこで出逢われたのですか?

細貝:バルーン・アーティストとして活動する中、一時期、マネジメント会社に所属していたのですが、Daisy Balloonのホームページ制作を依頼した先が、河田のいる会社でした。

河田孝志氏(以下、河田):今現在も所属している『HITSFAMILY』というスタジオがありまして、その中でも、グラフィックデザインを主体にした“KOTENHITS”という僕の担当部門に話が来ました。2008年当時、細貝に会った瞬間に、あれもやりたい、これもやりたいとアイデアが次から次へと湧いてきたんです。頭の中でバーン!と打ち上げ花火が上がった状態になりまして(笑)。依頼を受けておいて何なのですが、僕としてはホームページよりも作品が作りたい一心でした。そこで細貝に色々と提案をして、翌年の2009年から一緒にブック作りを始めていったという感じです。

-センセーショナルな出会い方ですね。一目惚れといいますか、細貝さんの作品に惚れ込んだということでしょうか?

河田:とにかく彼女の技術に惚れ込みました。誇るべき技術はたくさん持ち備えていたけれど、当時はまだビジュアルが存分に表現されておらず、グラフィックの要素をバルーンに接触させたいと強く感じました。だからこそ、Daisy Balloonのビジュアルを作りたいと思いました。

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