さまざまな体験からみちびかれるアート|ホンマタカシ「Seeing Itselfー見えないものを見る」

2015年 5月 18日 12:00 Category : Art

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本展のタイトル「見えないものを見る」は、ホンマ氏の写真との向き合いかた、世界の捉えかたそのものを表している。初期を代表する作品である「東京郊外」(1988年)から、今年春に発表した新作「VARIOUS COVERED AUTOMOBILES AND SNOW」(2015年)に至るまで、そこに一貫しているのは、実際にそこにあるのに、人々があまり見ようとはしてこなかったものに向けられたホンマ氏の実験的な精神に満ちたまなざしだ。写っているのは、誰もが見慣れた日常的な風景であるが、あらためて提示されると新たな発見に驚かされる新鮮なイメージでもある。

ホンマ氏の作品を通じて見えないものを見る体験は、神様がたたずむこの場所で、さらに根源的な深みをもって見る者の感覚に迫ってくるだろう。

ホンマタカシ氏


<展覧会情報>
太宰府天満宮アートプログラム vol.9
ホンマタカシ「Seeing Itself-見えないものを見る」
会期:開催中~平成27年8月30日(日)
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館:月曜日(会期中7/20は開館)
観覧料:一般400円、高大生200円、小中生100円
会場:太宰府天満宮宝物殿第2第3展示室・竈門神社展望デッキ
Courtesy of TARO NASU
公式サイト

竈門神社 限定作品公開
2015年5月19日(火)~5月24日(日)
観覧時間:10:00~16:00
会場:竈門神社参集殿
内容:宝物殿で公開中の作品「カメラオブスキュラ 襖」の制作現場となった一間を6日間限定で再現、作品ができた過程を体験できる

文、撮影/加藤孝司

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