『エキサイトイズム』サービス終了のお知らせ
この度『エキサイトイズム』は2019年9月30日をもちましてサービス終了をさせていただきました。
これまで皆さまに賜りましたご愛顧に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

今週末見るべき映画「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」

2015年 5月 28日 08:00 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

かつて、ある著名な編集者が、流行なのか、若者たちが着る、同じようなくすんだスーツの色を、「どぶねずみ色」と名付けた。言い得て妙。さしずめ、いわゆるリクルート・スーツなどはそうかもしれない。何を着たって、いいんだよ、そう思う。軍隊じゃあるまいし、就職のためか、若者たちがほぼ全員、くすんだダーク系のスーツに身を包む。気持ち悪いったら、ない。

ドキュメンタリー映画「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」(アルバトロス・フィルム配給)は、一律、同じようなファッションに埋もれようとする「事なかれ」主義に、痛烈な一撃を加える。舞台はニューヨーク。62歳から95歳のおばあちゃんたち7人の、色鮮やか、個性あふれる、魅力的なファッションがズラリと登場する。若々しい。凛々しい。背筋がまっすぐ。ファッションとは? おしゃれとは? といった問いに、それぞれが自身の哲学を持って、淡々と語る。だからその言葉は、説得力に富み、含蓄がある。


95歳のゼルダ・カプラン。故人となったが、生前は、ファッションやアートの世界のご意見番。「人は歳を取ると、自分自身を受け入れるようになるわ。…私は私。どうにもならないでしょ?」。

93歳のイロナ・ロイス・スミスキン。自作のオレンジで染めたつけまつげをした画家。「今のファッションは何でもアリ。…でもこの歳になると、本人がよければいいと思う。オシャレは自分のためだもの」。


81歳のジャッキー・タジャー・ムルドック。出自はジャマイカからの移民。モデルになれずダンサーに。「18歳の時、パリに行きたかったけど、数字を逆にすればいいわ。今の私は81歳じゃなく18歳だから」。

80歳のジョイス・カルパティ。ハースト社で雑誌「コスモポリタン」、「グッドハウスキーピング」に関わる。「若く見えるより魅力的に見えたいの」。

Related article

  • イームズ、ジラードがデザインしたポスターが発売
    イームズ、ジラードがデザインしたポスターが発売
  • 大岩オスカール氏の作品が焼失:瀬戸内国際芸術祭
    大岩オスカール氏の作品が焼失:瀬戸内国際芸術祭
  • 国際的に注目を集める、コンセプチュアルアートの展覧会
    国際的に注目を集める、コンセプチュアルアートの展覧会
  • Gibson Brands Showroom TOKYOがオープン
    Gibson Brands Showroom TOKYOがオープン
  • 真っ二つ牛来日「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
    真っ二つ牛来日「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
  • おしゃれデザインを発掘「100% Design Tokyo」レポート(2)
    おしゃれデザインを発掘「100% Design Tokyo」レポート(2)

Prev & Next

Ranking

  • 1
    今週末見るべき映画「神々のたそがれ」
  • 2
    ロンドンのギャラリー「コンクリートハーミット」がコンランショップに
  • 3
    世界のキッチングッズブランドが集まる「サテリテ」
  • 4
    「つかう本」幅允孝が提案する、考えることを刺激する本
  • 5
    ミラノサローネ2010、Kartellが真っ黒に!
  • 6
    アート?家具? イタリア家具「カッシーナ」が展覧会を開催
  • 7
    ミラノサローネ2010、トピックス総まとめ「世界編」
  • 8
    今年最も行くべきエキシビション「the new market」
  • 9
    最新デザイナーズキッチン、ユーロクチーナ2010
  • 10
    初の大規模個展 「蜷川実花展 地上の花、天上の色」

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加