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今週末見るべき映画「ターナー、光に愛を求めて」

2015年 6月 19日 08:00 Category : Art

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イギリスの風景画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー。その私生活の詳細は不明だが、なにかとエピソードの多い人だったようだ。若くして、イギリスのロイヤル・アカデミーの正会員になり、名声を得る。貴族のパトロンがいて、比較的、裕福な生涯だったようだ。二人の娘がいるが、終生独身を貫く。風変わりな人物だったようで、イギリス、オランダ、イタリアとスケッチ旅行の際には、偽名を使ったという。

画業60年、名声を得たターナーの最後の25年間、いささか謎に包まれた人生を、たぶん、こうではなかったかと綴ったのが「ターナー、光に愛を求めて」(アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル配給)だ。


いい案配に、数々のターナー伝説が登場する。唾を吹きかけての制作。嵐の海を描くために、嵐の中、船に乗り、マストに体を縛る。ライバルの画家を意識して、地味な絵に赤を入れる。描く絵そのものが、時代とともに変化する。さまざまな女性との距離を置いた関係。プリズム、蒸気機関車、写真などへの執着。ほとんど、絵を売らなかった、などなどの挿話が、地味だけれど、よく計算された構図で、ひたすら美しく描かれる。 ターナーが屋外でスケッチする風景は、ため息の出るほどの美しさ。

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