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今週末見るべき映画「チャップリンからの贈りもの」

2015年 7月 17日 08:00 Category : Art

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チャールズ・チャップリンの亡くなったのは、1977年12月25日である。翌年の3月、スイスのローザンヌ郊外にあるチャップリンの墓から、遺体が盗まれる。実際にあった事件である。この事件にヒントを得ての映画が「チャップリンからの贈りもの」(ギャガ配給)で、もう全編、チャップリンへのオマージュ、チャップリン作品へのリスペクトに溢れた映画である。


舞台は、スイスのレマン湖のほとり、ヴヴェイという小さな町。昔、ジュネーブ側からレマン湖に立ち寄ったことがあるが、風光明媚、静かなたたずまいの美しい湖だった。移民でスイスに住みついた中年男がふたり、登場する。ひとりは、刑務所から出所したエディで、ベルギーからの移民。エディを出迎えるオスマンは、アルジェリアからの移民という設定だ。オスマンの妻は入院中で、幼い娘サミラと粗末な家に住んでいる。オスマンは、かつて世話になったエディのために、家の裏に、古びたトレーラーの家を用意してやる。


どちらも貧しい身分。金がいる。テレビで、チャップリン死去のニュースを見る。大変な財産を持っていることが分かる。エディが、あることを思いつく。「死んだ友達から金を借りよう。チャップリンは、放浪者の友達、移民の友達、貧乏人の友達。俺たち3人は友達だ。遺体を誘拐して、身代金を取ろう」と。

とんでもない話だが、犯罪は犯罪である。しかし、エディとオスマンは、根っからの悪人ではない。むしろ、ドジばかりのコンビで、まるで、チャップリンとバスター・キートンの出演した「ライムライト」の道化師と同様だ。身代金要求の方法や駆け引きが、まるでドジばかりで、うまくいかない。

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