今週末見るべき映画「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」

2015年 7月 31日 08:00 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

マタイによる福音書の5章は、有名な山上の説教である。「あなたがたは地の塩である。・・・世の光である」。ドキュメンタリー映画「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」[トランスフォーマー、RESPECT(レスペ)配給]の原題は「地の塩」(The Salt of The Earth)である。含蓄あるタイトルと思う。


20数年前、映画監督ヴィム・ヴェンダースが、世界的に有名な写真家セバスチャン・サルガドが撮った一枚の写真に魅せられる。難民となったトゥアレグ族の盲目の女性の写真である。本作は、ヴェンダースが、セバスチャン・サルガドの長男ジュリアーノ・サルガドと共同で監督、写真家セバスチャン・サルガドのほぼ全貌を描いたドキュメンタリー映画である。凄い。度肝を抜かれる。ドキュメンタリー映画編集の妙。スクリーンに引き込まれてしまう。


映画は、ヴェンダースのナレーションで始まる。「ギリシャ語で"フォト"は"光"、"グラフィン"は"書く""描く"。"フォトグラファーとは"光で描く人"を指す」。ヴェンダース、サルガド本人、息子のジュリアーノ、サルガドの父が登場し、それぞれが、セバスチャン・サルガドの生い立ちから、作品の詳細、つまりはサルガドの人生を語る。多くのサルガドの傑作写真が出てくる。ここに、父サルガドに同行したジュリアーノの仕事が映像で挟まれる。後に、ヴェンダースが同行し、互いに映像を撮りあう。

Related article

  • 今週末見るべき映画Part 1 「東ベルリンから来た女」
    今週末見るべき映画Part 1 「東ベルリンから来た女」
  • 今週末見るべき映画「いとしきエブリデイ」
    今週末見るべき映画「いとしきエブリデイ」
  • 今週末見るべき映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
    今週末見るべき映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
  • 今週末見るべき映画「チャップリンからの贈りもの」
    今週末見るべき映画「チャップリンからの贈りもの」
  • 愛を綴る女 【今週末見るべき映画】
    愛を綴る女 【今週末見るべき映画】
  • 27日からファム@トウキョウ開催、新しい女性像に焦点をあてる
    27日からファム@トウキョウ開催、新しい女性像に焦点をあてる

Prev & Next

Ranking

  • 1
    太宰府 竈門神社新社務所計画プロジェクト。Wonderwall 片山正通氏、ジャスパー・モリソン氏インタビュー。
  • 2
    1960年代の建築運動「メタボリズム」を一望、15日まで
  • 3
    ヘネシー×フューチュラの数量限定アートボトルが発売
  • 4
    メッセージ 【今週末見るべき映画】
  • 5
    今週末見るべき映画Part 1 「東ベルリンから来た女」
  • 6
    映画『華麗なるギャツビー』の衣装展がプラダ 青山店で開催中。「CATHERINE MARTIN & MIUCCIA PRADA DRESS GATSBY」
  • 7
    B&Oの新プラズマTVがいよいよ発売に
  • 8
    健康管理をしてくれるベッドシート、「LUNA」
  • 9
    華やかだけど繊細な大人のためのピアス「Arajera」
  • 10
    ラルフ・ローレンのクラシックカーコレクション

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加