パリの街角vol.13『エロトクリトス with シンスケ』

2015年 8月 11日 08:00 Category : Art

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Coins de Paris par Shinsuke vol.13 Erotokritos
ゲスト:エロトクリトス


北マレがパリ一(いち)ファッションピープルの集まる街になってきたのは、ここ7、8年だろうか。僕が趣味の店?として開いていた、サロン・レストラン「usagi」はそのはしりだった。1930年代のモンパルナスの文化サロンのような場所を現代に創ってみたくてスタート。レストラン経営の経験なんてゼロなのに、お陰様で世界中から沢山のおもしろい人達の集まる場所として楽しく5年弱やっていた。が、パリ一(いち)古いマレ地区。建物の駆体が壊れ、店は全壊というドラマティックな終結を迎え閉店した。

その後も北マレは躍進を続けている。レディース、メンズ合わせ年4回開かれるパリコレ。この時期世界中のデザイナー、ジャーナリストやバイヤーが集まってくる。ショールームもこの北マレが中心に開かれる事がここ数年の主流になってきた。

タデウス・ロパック、エマニュエル・ペロタン等パリモダンアートギャラリーの代表が集まっているエリア。気軽に散策がてらミュージアム級世界の最新アートを見ることができる街でもある。

ブルバード・ボーマルシェには、シーク・ド・イベール(冬のサーカス)という名のサーカス小屋がある。別名ナポレオンのサーカスと呼ばれていた時期もある1852年の建造物。小屋というとより素晴らしいどちらかというとサーカス劇場だ。今でも人々に夢を与え続けている場所として人気。

新しい顔に北マレを仕上げた仕掛け人は、何と言っても2009年ボーマルシェ111番地にオープンした「メルシー」に違いない。創始者コーエン夫妻は子供服「ボンポワン」の創始者でもある。マダガスカルの教育分野活動を支援するメルシー基金を、このライフスタイルショップは一部の収益にあてている。今ではメルシーの周りにファッションブティック以外にも、カフェやレストラン等も続々オープンを続けて、メルシー効果は絶大なものだ。

今回のゲストErotokritosのブティックもメルシーの2軒先の中庭にある。エロトクリトスは、キプロス生まれのファッションデザイナー。特徴的なカラフルさはきっと生まれた場所の光の強さからくるものなのかもしれない。ニットも得意で、レディース、メンズとも展開している。彼に初めて会ったのも実は「usagi」。超顧客で、本当に週何回?ってほどきてくれていた。黒髪、黒髭、黒い瞳が地中海キプロスのヨーロッパと中東の境界線を思わせるエキゾチックさを持っている容姿の穏やかなデザイナー。

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